野球韓国代表のソン・ドンヨル監督辞任…誰が韓国球界の「国宝」を追いやったのか

2018年11月15日 スポーツ一般 #野球
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韓国野球界の「国宝」が自らを廃棄した。ポピュリズムに陥った政界からの騒がしい追及に韓国球界関係者は沈黙し、その首長格となる韓国野球委員会(KBO)と10球団社長は傍観するだけだった。立場を失った「国宝」は、野球の絶対的自尊心を表現するために、自ら韓国代表監督の座を返上した。

韓国野球代表のソン・ドンヨル監督が11月13日、自ら辞退した。

9月にインドネシアのジャカルタで行なわれたアジア大会で、大会3連覇の金字塔を打ち立てたが、一部選手の選抜過程に関する雑音によって、ついに監督の座から退いた。

ソン監督はこの日、KBOを訪ねチョン・ウンチャン総裁に会って辞退の意思を明らかにした。

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慌てたチョン総裁が最後まで引き止めたが、心を固めたソン監督を説得することはできなかった。

ソン監督はこの日発表した声明文の中で、「専任監督制に対する総裁の考えを、先の国政監査を通じて初めて知った。私の辞任が総裁の所信にも合致するものだと信じている。(代表監督という職務が)政治的な消費の対象となる事例は、私が最後であることを切に希望する。政界の一部から言われた“スター選手が名将とは限らない”という指摘を、常に心に留めておく」とした。

それとともに「今日辞退することは、野球に対する私の絶対的敬意を表現することはもちろん、新しい代表監督選任を通じてプレミア12や東京五輪の準備にも支障がないと考えている。先のアジア大会・野球代表のチーム構成過程に関する論争について、もう一度謝罪する」と頭を下げた。

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