後輩選手に八百長を持ちかけた元サッカー韓国代表チャン・ハギョンが1審で実刑を言い渡された。
釜山地方裁判所のチャン・ギソク判事は、国民体育振興法違反の疑いで起訴された元プロサッカー選手であるチャン・ハギョンに懲役10カ月を宣告したと11月14日に明らかにした。
チャン・ハギョンは去る9月21日午後10時20分頃、釜山市のホテルで、後輩にあたる牙山ムグンファFC(Kリーグ2)所属のイ・ハンセム選手に、「明日行われる釜山アイパークとの試合で前半25分にファウルして退場すれば5000万ウォン(約500万円)を与える」と八百長を持ちかけた疑いで拘束起訴された。
チャン・ハギョンは、スポーツ賭博サイトで巨額の配当金を狙うユ某氏から「Kリーグの試合結果を操作することができるのか」という提案を受けて、犯行に出た。当時チャン・ハギョンは、ユ氏に渡された札束5000万ウォンをイ・ハンセム選手に直接見せながら八百長を提案した。イ・ハンセム選手はその話を拒絶し、クラブと警察に通報。出動した警察は、ホテルに滞在していたチャン・ハギョンを緊急逮捕した。
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チャン判事は「チャン・ハギョン氏の犯行はスポーツの命である公平性を崩してプロサッカー関係者とファンに深い不信を抱かせ、プロサッカーの発展を大きく阻害する結果をもたらすだけに罪責が重い」と指摘。「実刑を宣告するが、初犯であることと実際の試合で八百長が行われていない点などを考慮した」と、量刑について明らかにした。
韓国プロサッカー連盟は去る10月17日、不正行為の提案を拒絶して申告したイ・ハンセム選手に褒賞金7000万ウォン(約700万円)を支給している。
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