「まるでツンデレ」「グラウンドでは虎のようなのに、日常では少年のよう」
U-23アジア選手権で韓国を優勝に導いたキム・ハクボム監督を、U-23代表選手たちは一言でこう表現した。
過去にはプロチームを率いて“ホランイ(虎)先生”とも呼ばれたキム監督だが、今は柔らかい“父親のリーダーシップ”を発揮していることがよくわかる。
【インタビュー】元アビスパ福岡ウォン・ドゥジェがA代表へ意欲「選手ならば当然…」
1月30日に行われたU-23代表Kリーガー復帰メディアデーに、元アビスパ福岡のウォン・ドゥジェ(蔚山現代FC)をはじめ、オ・セフン(尚州尚武FC)、チョ・ギュソン(全北現代モータース)、イ・ユヒョン(全南ドラゴンズ)、キム・ジンヤ(FCソウル)が参席した。
彼らは今大会を通じて「“ワンチーム”の価値を実感した。それが優勝への原動力になった」と口をそろえ、キム監督のリーダーシップについても触れた。
イ・ユヒョンは「監督はツンデレだ。厳格な姿にスポットを当てられるが、裏ではよく面倒を見てくれて、いつも優しく接してくれる」と、キム監督について話した。
チョ・ギュソンは「グラウンドでは虎だ。でも、日常では少年のようだ」と発言。「グラウンドではそのカリスマ性で僕たちを率いてくれるが、日常では家族のように、息子のように接してくれる。ミーティングではわざと間違えたことを言って僕たちを戸惑わせるようないたずらもする」と明かした。
オ・セフンも「本当の虎も怖い姿だけじゃなくて、家族も大事にする」と、キム監督の人間的な魅力に言及した。
ウォン・ドゥジェとキム・ジンヤは、キム監督の優しさの中にも人一倍のカリスマ性を感じるという。
ウォン・ドゥジェは「毒蛇のような方だ。会話のときも、監督の考えを読み取ることが難しい」と笑った。キム・ジンヤも、「監督には僕たちの考えがすべてお見通しのように感じる。些細なこと以外に核心を突くような言葉も話すので、不思議に思うことがある」と語る。
さまざまな表現でキム監督を表す若き選手たちの言葉からも、キム監督のカリスマ性と信頼度の高さがうかがえるようだ。
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