“日本不買運動”で売上低下中のアサヒビールだが…KリーグのFCソウルは来季もスタジアムで提供?

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昨夏に韓国内で始まった“日本不買運動”。その余波を受け、不買運動前はブランド別ビール販売順位で3位に位置していたアサヒビールは、12位へと下落した。

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そうした状況が続いているなか、韓国KリーグのFCソウルはその流れに逆行した動きを見せている。

1月24日現在、FCソウルは公式サイト上で来シーズンのチケット販売を行っているが、そのなかにはテーブル席またはテラス席での観戦ができる“SKY PUB”チケットなるものが販売されている。

このチケットは、成人価格でテーブル席3万5千ウォン(約3500円)、テラス席3万ウォン(約3000円)となっており、ビール飲み放題とポップコーン食べ放題が付いて観戦中に飲食が楽しめるようになっている。

(画像=FCソウル公式サイト)”SKY PUB”チケットの販売画面

ここまでは一見何もおかしなところはないように見えるが、問題は昨シーズンまで“SKY PUB”で提供されていたビールがアサヒビールであったことだ。

FCソウルは2016年3月、ロッテアサヒ酒類とパートナーシップ契約を結んだ。これによってFCソウルのホームであるソウルワールドカップ競技場内の各シートでは、アサヒビールが提供されるようになった。

昨シーズンの日本不買運動の最中も、FCソウルは“ASAHI SKY PUB”を運営してアサヒビールを提供した。昨年8月4日の済州ユナイテッドFC戦では“ASAHI FESTIVAL”と称したイベントを行っていたほどだ。

今のところは提供ブランドが書かれていないため、昨シーズンのアサヒビールから変更される可能性もある。しかしクラブ側からの発表がない限りは、来シーズンもアサヒビールが提供されるものとみられる。

(写真=FCソウル公式サイト)ロッテアサヒ酒類とパートナーシップを結んだFCソウル

FCソウルは、Kリーグの各クラブが冬季キャンプ地から日本を除外したなかでも、鹿児島でキャンプを行うとされている。

1月28日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフのケダ戦を控えるFCソウル。昨今の日韓関係と逆行するような選択をとるクラブの判断に対して、ファンはどのような反応を示すだろうか。

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