韓国女子カーリング代表の京畿道(キョンギド)道庁チームが、破竹の勢いを続けている。昨年、3年ぶりに韓国代表の座を獲得したことに続き、今回は予選全勝で世界選手権の出場権を獲得した。
シン・ドンホ監督が率いる京畿道道庁は1月18日(日本時間)、フィンランドで行われた2020年世界選手権予選プレーオフ(PO)の決勝戦でイタリアを6-5で下した。
【写真】一世を風靡した“メガネ先輩”、結婚して母になっていた!!
先立って行われた予選ラウンドでフィンランド(12-3)、トルコ(7-6)、イタリア(9-5)、オーストラリア(13-1)、エストニア(7-2)、メキシコ(15-1)、ノルウェー(8-6)を相次いで撃破した京畿道庁は、ラウンド2位のイタリアと戦ったPO決勝戦でも勝利し、8戦全勝で優勝に成功した。
これによって京畿道道庁は、今年3月14から22日までカナダのプリンスジョージで開かれる世界選手権の出場権を獲得した。
韓国女子カーリングは、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪で銀メダルを獲得した“チーム・キム”こと、慶北(キョンプク)体育会の大活躍によって、大衆から大きな関心を集めた。
ただ、韓国国内のカーリング熱を最初に主導したのは6年前のソチ冬季五輪に出場した京畿道道庁だ。
当時はメダル獲得には届かなかったものの、カーリングの魅力を広くアピールし、個性的なメンバーたちは当時の人気ガールズグループだった「Girls Day」を連想させるとして、“カールズデイ”(カーリング+ガールズデイを足した造語)と呼ばれた。
彼女たちは世界選手権ベスト4にも進出したが、コーチ陣の暴言など内紛に苦しみ、傷ついた選手もしばらく厳しい時期を過ごした。
さらにソチ五輪でスキップを担当したベテランのキム・ジソンが妊娠でチームを離れ、一部選手が負傷に苦しみ、一時は代表選抜決定戦への出場もあきらめた。
しかし、2015年からチームを指導するシン・ドンホ監督体制で、京畿道道庁は昨年3月の第100回全国冬季体育大会で“チーム・キム”を下して優勝した。
2019年7月の代表選抜戦では、春川(チュンチョン)市庁を下して3年ぶりに韓国代表の座を奪取。そして今大会の全勝優勝で、再び世界選手権の舞台に挑戦することになった。
韓国女子カーリングは、昨年の世界選手権で春川市庁が銅メダルを獲得し、史上初めて表彰台に立った。現在の京畿道道庁の上昇気運なら、それ以上の成績も挑戦してみる価値がある。
いずれにしても、韓国女子カーリングは今、活況の最中にある。
京畿道道庁の完璧な復活とともに、最近は“チーム・キム”も復活。チーム・キムも、“メガネ先輩”ことキム・ウンジョンが出産を終えて復帰した。これに春川市庁も加わって、2022年北京冬季五輪に向けた競争構図がより一層盛り上がっている。
前へ
次へ