元サッカー韓国代表のアン・ジョンファン(43)は現在、芸能活動で忙しい日々を過ごしているが、サッカー関連のニュースは把握しているようだ。
まず何よりも、2002年日韓W杯で“4強神話”を築き、韓国代表でともに戦ったユ・サンチョルのすい臓がんの知らせには涙を飲んだ。
アン・ジョンファンは「サンチョル兄さんとは以前、何人かと一緒に食事をした。(すい臓がんを患ったことは)残念だし、監督業の大変さを知った。厳しい状況のチームを任され、ストレスも多かったことだろう」と憂慮した。
そして、「強い兄さんのことだ。また立ち上がると私は思う。良い指導者だから、絶対に失ってはいけない人だ」と、ユ・サンチョルへエールを送った。
最近では2002年ワールドカップのメンバーが再びKリーグに姿を見せ、韓国内で話題を呼んだ。
チェ・ヨンス(FCソウル監督)に続き、キム・ナミル(城南FC監督)やソル・ギヒョン(慶南FC監督)たちが、2020年に新たな挑戦を始める。イ・チョンスも仁川ユナイテッドの戦力強化室長として役割を果たしている。
アン・ジョンファンは「2002年のメンバーとはよく電話をする。サッカー界で愛情を受けた人間が表舞台に出れば、大衆の関心を集めるきっかけになる。サッカー人として嬉しいことだ。サッカーファンも、私の放送は観なくてもいいが、韓国サッカーをもっと多く観てくれることを願う」と述べた。
古巣の釜山アイパークの昇格にもうれしさを見せた。
1998年から2002年まで前身の釜山大宇で活躍したレジェンドでもあるアン・ジョンファンは、「試合をすべて観ることはできなかったが、昇格プレーオフは観た。釜山のような良いチームは上がらなければならない。おめでとうと伝えたい」と祝福した。
そして、「釜山は故郷のようなクラブだ。可能性を秘めた都市であり、サッカーを愛する市民が多い。以前の名声を再び取り戻せるだろう」と古巣の復活に期待した。
アン・ジョンファンは「私もソン・フンミンのファンの1人だ。誇りに思う」とソン・フンミン(27・トッテナム)の活躍にも注視していることを明かした。
「韓国サッカーにとって素晴らしいことだ。人々は選手の国籍を調べるだろう。韓国の選手に対する印象も変わるはずだ。(パク・)チソンを筆頭に、(イ・)ヨンピョらが頑張ってくれたおかげでソン・フンミンのようなスターが誕生した。彼の活躍を通じて他の選手も助けを得られるだろう」と、より多くの後輩がプレミアリーグに進出することを願った。
また、アン・ジョンファンは昨年にポーランドを訪れ、U-20ワールドカップで活躍したイ・ガンイン(18・バレンシア)のプレーを直接観戦した。
アン・ジョンファンは「とてつもない才能だ。生で観ていて楽しかった。あのようなプレーができる選手はそういない」と称賛を述べつつ、「これからが重要だ。イ・ガンインがもっと成長できる環境を作らなければならない」と、周囲のサポートの重要性を語った。
「私たちはよく目の前の成果だけに囚われてしまうが、継続性が重要だ。イ・ガンインのような選手をもっと輩出しなければならない」と、アン・ジョンファンは選手育成の大事さを強調した。
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