Kリーグの仁川ユナイテッドがユ・サンチョル監督が治療に専念できるように決断を下した。
仁川の事情に詳しい関係者によると、チョン・ダルス社長が先週、すい膓がん治療中のユ監督と会って闘病に専念できるように契約解約を決定した。
2019年5月、仁川の第9代監督に選任されたユ監督と1年6カ月で契約した。契約通りであればまだ期間が残っている状態だが、仁川はユ監督の健康のためにこのような決定を下すことになった。 当該関係者は「ユ監督が4次坑がん治療を受けるため、今日入院した」と説明した。
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ユ監督は2019年、厳しい戦いを乗り越えて仁川を劇的にKリーグ1残留へと導いた。その過程ですい臓がんの診断を受け、その事実が知られてから多くの人々が心配した。
2019年11月19日、クラブは公式チャンネルを通じて、ユ監督がすい臓ガンのステージ4の判定を受けて闘病中である事実を明らかにし、ユ監督はシーズン最後まで監督の責務を果たしながら多くの応援を受けた。ユ監督自身も、病魔と闘いながらチームをリードしようとする意志が強かった。
しかし、ストレスをたくさん受ける監督職を続けながら闘病生活を送ることは大きな負担を強いるとして、周囲からも引き止める状況だった。
結局、ユ監督は仁川は、ユ監督の健康を最優先するために決断を下した。
仁川はユ監督に契約期間内の年俸を支給するとともに、ユ監督を名誉監督として選任することにした。
仁川は「韓国サッカーのレジェンドであり、チームのために難しい決断を下したユ監督に礼遇を尽くすため」とし、「その他に仁川はユ監督の治療を物心両面で引き続き観察する予定だ」と説明した。
これでユ監督も治療に集中できるようになった。また仁川は、来季をリードする新しい指導者の選任作業に拍車をかける見通しだ。
多くのサッカーファンたちは闘病中のユ監督が健康を取り戻し、復帰することを祈っている。
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