9大会連続オリンピック出場に挑むU-23韓国代表…最大の敵は東南アジア特有の“高温多湿”

2020年01月07日 サッカー
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9大会連続のオリンピック出場を目指す、U-23韓国代表の挑戦がいよいよ本格化する。

キム・ハクボム監督率いる代表チームはマレーシアでのトレーニングを終え、1月5日にタイへと移動した。

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東京五輪出場がかかったアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権は、1月8日から26日にかけてタイで行われる。韓国はグループCで中国、イラン、ウズベキスタンと戦う。

韓国は1月9日に中国、12日にイラン、15日にウズベキスタンと対戦し、18日からは各グループ上位2チームによる決勝トーナメントが行われる。

今大会で3位以内に入った国にオリンピック出場権が与えられるが、開催国の日本が3位以内に入った場合は4位にも出場権が与えられる。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-23韓国代表

U-23選手権で最も対策すべきは“猛暑”だ。

8月に開催される東京五輪も暑さが予想され、屋外種目の最大の敵とされている。U-23選手権が行われるタイは、冬にもかかわらず朝7時から30度を超える暑さが猛威を振るう。また、東南アジア特有の高温多湿な天候により、選手も本来のパフォーマンスを発揮することが難しい環境だ。

AFCは選手のコンディションを考慮し、キックオフの時間を17時以降とした。韓国の場合、現地時間で中国戦が20時15分、イラン戦とウズベキスタン戦が17時15分にキックオフする。

日が暮れれば暑さも多少和らぐとはいえ、日中に直射日光を受けた地面から上がる熱によって、ピッチに立つ選手たちの体感温度は依然高くなるとみられる。後半以降は体力的に厳しい状況に追い込まれる可能性が高い。

日本代表を率いる森保一監督

今大会で優勝を目標に掲げる日本代表の場合、タイでの事前合宿に内科ドクターやコンディションの専門家が同行し、暑さによる万が一の想定を行っている他、血液検査を通じて選手の疲労度をデータ化している。

また、2018年のジャカルタ・アジア大会にも同行したコンディションの専門家は、高温多湿の影響を受ける選手の体力回復をサポートする役割を担っている。

9大会連続となるオリンピック出場がかかるU-23韓国代表は、“暑さ”という敵に打ち勝てるのか、注目が集まる。

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