東京五輪出場の“最後のチャンス”…U-23選手権に臨む韓国「速いサッカーを追求」

2019年12月24日 サッカー
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サッカーU-22韓国代表を率いるキム・ハクボム監督が、最終メンバー23人を選ぶ準備を進めている。

U-22韓国代表は去る12月9日に江陵(カンルン)に招集され、2020年1月8~26日にタイで開催されるアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権に向けたトレーニングを行っている。

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2020東京五輪の出場権を獲得できる“最後のチャンス”であるだけに、キム監督は活用できるすべての選手を揃えようと、最後の詰め作業に入った。

開催国の日本を除く、U-23選手権の上位3チームが来年行われる東京五輪の出場権を獲得できる。

12月23日、江陵総合運動場で公開トレーニングを行ったキム監督は、「必ず出場権を獲得しなければならない。私たちのグループに強敵が揃っていることは事実だが、相手を倒して勝ち上がらなければならない」と述べた。

そして「欧州組の合流に関しては、まだもう少し見守らなければならない。所属チームと継続して対話を続けている」と話した。

キム・ハクボム監督

以下、キム・ハクボム監督との一問一答。

―相手(ウズベキスタン、中国、イラン)が手強い。

私たちのグループに強敵が揃っていることは事実だが、相手を倒して勝ち上がらなければならない。その部分で恐怖心はない。分析は80%以上、終わった。1試合、1試合、前に進んで行けばいいはずだ。

―招集後のトレーニングで、どんな点に重点を置いたのか。

休まなくてはならない期間に招集したため、強いトレーニングではなく、休憩を与えた。体力的な部分を引き上げるために集中した。

―イ・ガンイン(バレンシア)、チョン・ウヨン(フライブルク)、ペク・スンホ(ダルムシュタット)などの欧州組は合流可能か。

現時点では、少し見守る必要がある。最終予選に対して、所属チームとの考えに違いがあった。引き続き、対話のチャンネルを開いている。まだ明言するのは難しい。選手たちは気にせずに準備している。

A代表デビューを果たしたイ・ガンイン

―ベスト8でパク・ハンソ監督率いるベトナム代表と対戦する可能性もある。

どんなチームとも対戦する可能性がある。対戦するチームを問わず、私たちは勝って上がっていかなければならない。ベトナムでも関係ない。合宿でも連絡を取ったりしなかった。今はそれどころではない。

―どんなチームカラーを追求するのか。

選手の構成において、スピード感のある試合ができるように、適切な選手を探している。ほぼ完了段階だ。細部では、さらに速いサッカーがしたい。そこに合った選手たちが最終メンバーになると思う。

特定のFWのために、何か戦術を使うというようなことはない。彼らが試合でどれほど速い攻撃ができるかによって、活用の幅も出てくると思う。

―今後のスケジュールは?

段階的に、すべて決まっている。江陵でのトレーニングが終われば出国して、選手たちのコンディションを調整し、実戦感覚を引き上げる。マレーシアで練習試合を2試合消化して、タイに移動する。

―覚悟の一言を。

いずれにしても挑戦して、必ず出場権を獲得しなければならない。選手たちと力合わせ、すべてを動員してでも、必ずオリンピック出場権を手にする考えだ。

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