カーリング藤沢五月が語った“韓国”と“メガネ先輩”。「ここは私の幸運の地」【インタビュー】

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「また来ると、五輪を思い出しますね」

今年2月の平昌五輪で韓国の全国民を魅了した名勝負が、女子カーリング準決勝の韓日戦だった。延長戦で韓国代表スキップのキム・ウンジョンのショットが決まり勝利する姿に、大韓民国が拍手を送った。

一方、敗れた日本も最後まで善意の競争を繰り広げて深い印象を残したが、その中心にはかわいらしく清純なルックスで人気を集めたスキップの藤澤五月がいた。

当時の韓国代表“チーム・キム”に劣らぬほど、藤澤の人気もすごかった。平昌五輪で韓国が銀メダル、日本が銅メダルを獲得したことで、両チームともに最後には勝者になった。

平昌五輪の準決勝で対戦した藤澤五月(左)とキム・ウンジョン

そんな藤澤が、9カ月ぶりに平昌五輪の会場となった江陵(カンヌン)カーリングセンターを訪れた。今月3日に開幕した「2018パシフィック・アジア・カーリング選手権」に日本代表メンバーとして参加したのだ。

特に8日の韓国戦は話題を呼んだ。

カーリングは、特定のチームがその国の代表選抜戦で優勝すれば、代表となる。“チーム藤澤”は今季、日本の代表選抜戦で1位となり、再び日本代表となったが、韓国は代表チームが変わった。

“メガネ先輩”ことキム・ウンジョン率いる“チーム・キム”を代表選抜戦で破った99年生まれの同級生チームの春川市庁カーリングチーム(キム・ミンジ、キム・スジン、ヤン・テイ、キム・ヘリン)が韓国代表となった。

(関連記事:「賞金もらえなかった」“メガネ先輩”ら韓国カーリング女子の主張に、所属チームが「何が目的だ」と反論

韓国対日本戦は、全体的な試合運びは対等だったが、節目で経験豊富な日本が上回った。“チーム藤澤”は第2エンドと第5エンドにそれぞれ3点ずつ獲得して勝機をつかみ、結局7-4で勝利。6戦全勝で予選を突破した。

キム・ミンジは、「日本戦では特にミスしないように気を付けたが、2度も3点を与えた」と残念がった。

11月8日に行われたPACCの韓国対日本戦

忙しい予選の日程がすべて終わり、香港との準決勝まで1日の余裕が与えられたからだろうか。藤澤は、韓国戦が終わるや否や、宿題をやるようにカメラと取材陣の前に立った。

藤澤は記者たちから質問攻めを受け、競技場の中では大会関係者から、競技場の外では韓国ファンから数多くサインを求められた。

そして、『スポーツソウル』とのインタビューも行った。藤澤は、少しずつ学んでいるという韓国語も混じるなど、依然として溌溂としていた。

「韓国チームはみんな上手い」「ここは幸運の地だ」

藤澤にとって韓国は“幸運の地”だ。

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