3カ月の“空白”を克服しなければならない。
女子バレーボール韓国代表チームが12月16日、鎮川(チンチョン)選手村に再び集まった。来年1月7日にタイで開催される2020東京五輪アジア最終予選のスケジュールを消化するためだ。
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当初、公式招集日は12月22日だったが、韓国バレーボール協会が招集日を約1週間早めることを要請し、主力メンバーなく1試合を行わなければならないVリーグ女子6チームがこれを受け入れた。
2020欧州バレーボール連盟(CEV)チャンピオンズリーグに出場する“エース”キム・ヨンギョン(エジザージュバシュ)を除いた韓国代表メンバーたちは、9月に日本で行われた国際バレーボール連盟(FIVB)女子バレーW杯以来、3カ月ぶりに顔を見合わせた。
女子バレー韓国代表は今年、FIVBバレーボールネーションズリーグ、東京オリンピック大陸間予選、アジア選手権、ワールドカップと、いくつもの国際大会を通じて呼吸を合わせてチーム力を引き上げた。
ステファーノ・ラバリニ監督はワールドカップ終了後、「試合を行うほどに発展する部分が見えて満足だった」と振り返りながらも、「今後3カ月がさらに重要だ。所属チームでプレーする選手たちの姿を継続的にモニタリングする」という言葉を残していた。
所属チームに戻った韓国代表メンバーはVリーグで活躍を見せたが、その間にいくつかの変更点も出てきた状態だ。
まず、代表チームでライトとしてプレーし、新しいポジションに適応したキム・ヒジンは、所属するIBK企業銀行アルトスの事情によって、開幕後はセンターに戻った。
選手本人は代表チームと同じポジションを希望したが、チームが最下位にまで落ちるなかで、自らを犠牲にするしかなかった。その過程で右ふくらはぎを負傷し、コンディションが100%ではない。
イ・ジェヨン(興国生命ピンクスパイダーズ)とパク・チョンア(韓国道路公社ハイパス)は、外国人選手が抜けた穴を埋めるために、多くの負荷がかかった状態だ。最近、チームの攻撃全体の40%を担う試合をたくさん行っており、体力の問題がついて回る。
韓国が自力でオリンピック出場権を獲得するには、来る1月に行われるアジア最終予選で優勝しなければならない。
日本や中国などアジアの強豪がすでに出場権を獲得しているため、タイとの一騎打ちと予想されている。自国で予選を開催するタイは、国内リーグを先送りするなど、万全の準備をしている。
残り2週間で、3カ月の空白をどれだけ埋めることができるか。オリンピック3大会連続出場を決められるかは、そこにかかっている。
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