アメリカのスポーツ専門メディア『ESPN』がゲリット・コールを獲得できなかったロサンゼルス・エンゼルスは、リュ・ヒョンジンを代替として迎え入れるべきだと主張した。
『ESPN』は12月11日(日本時間)、ゲリット・コール獲得競争でニューヨーク・ヤンキースに敗れたエンゼルスが、2020シーズンのポストシーズンに勝ち上がるためのFAガイドを提示した。
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『ESPN』は過去5年間、ポストシーズン進出チームの平均勝利数を91勝と計算し、2019シーズン72勝にとどまったエンゼルスが来年19勝を加えるために、3つの提案を行った。
第1の提案は、リュ・ヒョンジンの獲得だ。
まず『ESPN』は、エンゼルスが今回のストーブリーグ(オフシーズン)を通じてチームの年俸規模を5200万ドルほど高めることができると見た。それでもエンゼルスのチーム年俸は約1億9000万ドルで、エンゼルスは贅沢税の対象から除外される。
『ESPN』は左腕リュ・ヒョンジンとダラス・カイケル、捕手マーティン・マルドナードをすべて獲得した場合、チームの年俸上昇幅は4200万ドルと計算しながら、これが最も現実的で簡単な戦力強化方法だと強調した。
同メディアは「来年の大谷翔平は5日に1回ではなく、週に1回先発する予定が組まれる確率が高い。そのためエンゼルスは先発投手6人が必要だ」とし、「リュ・ヒョンジンとカイケル、大谷、ディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニーで先発ローテーションを作る。そこに、若手のグリフィン・カンニングとパトリック・サンドバルも加わることができる」と説明した。
続いて『ESPN』は「このリュ・ヒョンジン、カイケル、マルドナードの獲得は、チーム年俸の負担を少なくしながら有望株を守り、ポストシーズンに挑戦する結果をもたらすことができる。エンゼルスにおいて最も安全な方法だと思う」と結論付けた。
リュ・ヒョンジンとカイケルは去年の冬にもFA資格を持ち、クオリファイング・オファーを受けたため、今回はその対象から除外された。すなわちエンゼルスは、リュ・ヒョンジンとカイケルを獲得しても翌年の新人指名権を損なわない。
『ESPN』が出した第2の提案は、三塁手ジョシュ・ドナルドソンとカイケルのFAを通じた獲得、そしてトレードを通じた捕手ウィルソン・コントレラスの獲得だ。第3の提案は、三塁手アンソニー・レンドンをFAで、先発投手コーリー・クルーバーとブルペン投手ジョシュ・ヘイダーをトレードで獲得するというものだった。
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