計30大会が開かれた今シーズン、ルーキーたちの優勝が8大会に上る。過去最多の優勝数だ。
その主役は、新人王に輝いたチョ・アヨン(19)と、最大のライバルとなったイム・ヒジョン(19)だろう。2人とも2000年生まれの同い年だ。
まずチョ・アヨンは4月の国内開幕戦として行われた「ロッテレンタカーオープン」で、いきなりの優勝を果たした。その勢いは止まらず、シーズン上半期だけでトップ10入りを8回も成し遂げている。
そんなチョ・アヨンをイム・ヒジョンが追い始めたのは、シーズン下半期だ。
上半期は予選落ちを繰り返してプロの洗礼を浴びていたイム・ヒジョンだが、8月の「ハイワンリゾート女子オープン2019」優勝を皮切りに、上昇気流に乗った。9月の「オールフォーユーrenomaチャンピオンシップ2019」、メジャー大会「KB金融スターチャンピオンシップ」を制し、シーズン3勝をあげた。
それでもチョ・アヨンは揺るがなかった。9月の「OK貯蓄銀行・朴セリ・インビテーショナル」で1勝を追加し、下半期は1度も予選落ちしない安定感で、新人賞ポイント2780点を記録し、イム・ヒジョン(2532点)を抜いて受賞の栄誉に輝いた。
他にも、「ネクセン・セント・ナイン・マスターズ2019」優勝者イ・スンヨン(21)、「KG・イーデイリーレディースオープンwith KFC」優勝者パク・キョリン(20)、「済州三多水マスターズ」優勝者ユ・ヘラン(18)など、ルーキーの活躍が目立った。
パク・ヒョンギョン(19)、イ・ソミ(20)は優勝こそできなかったが、安定しパフォーマンスで新人賞ポイント2000点を超えた。(つづく)