韓国で戦う“日本人Kリーガー”、「悪魔の才能」邦本宜裕らの今季の成績は?

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まずは昨季Kリーグで35試合出場5得点2アシストを決め、チームの主力として活躍した慶南FCの邦本宜裕。

昨季は「“悪魔の才能”邦本はいかにして生き返ったのか」(『FOOTBALLIST』4月5日)、「慶南のヒット商品は邦本」(『朝鮮日報』8月8日)、「慶南で再起した日本サッカー界の神童・邦本」(『スポーツ東亜』8月16日)とシーズンを通じて話題となり、今季ACLのグループリーグの鹿島アントラーズ戦ではゴールも決めて日本でも話題になったが、5月下旬にハムストリングを負傷。

8月に復帰したが、今季は26試合2得点2アシスト(Kリーグ)、4試合2得点(ACL)に終わった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)邦本宜裕

この邦本と同じく今季ACLに出場した大邱FCの西翼も怪我に苦しんだ。

シーズン開幕時からレギュラーの座を掴み、4月20日のKリーグ第8節・浦項スティーラーズ戦ではKリーグ初ゴールも決めたが、5月26日の第13節・水原三星戦で膝の十字靭帯を痛め、手術することに。9月にはランニングを開始しているが、まだ完全復活はできておらず、今季は13試合1得点1アシストに終わった。

そして今年7月から江原FCでプレーする元横浜FCの中里崇宏。チーム合流後すぐに左サイドバックの定位置を掴み、Kリーグ1年目は11試合出場となった。

ちなみに今シーズンから江原FCに加入した元大分トリニータの清本拓己は、リーグ戦出場がないまま、今年7月に江原と契約解除している。

(画像=江原FC)中里崇宏

このほかKリーグ2(2部リーグ)には元日本代表で鹿島、大宮、清水などでもプレーした増田誓志がソウル・イーランドFCで、京都、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津などでプレーした石田雅俊が安山グリナーズでプレーしているが、増田は12試合0得点0アシスト、石田は24試合9得点でシーズンを終えた。

これまでもワールドカップ出場経験がある元日本代表から、のちにJリーグMVPになる選手など、数多くの日本人選手がKリーグに挑戦してきたが、今季は日本人Kリーガーたちにとって厳しいシーズンとなったのかもしれない。

(文=慎 武宏)

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