サッカー韓国代表のパウロ・ベント監督は頑固だ。
ベント監督が率いる韓国代表は11月のAマッチ2連戦を終え、仁川(インチョン)国際空港を通じて帰国した。
結果は満足いくものではなかった。11月14日のカタールW杯アジア2次予選のレバノン戦では0-0で引き分け、11月19日のブラジル戦は0-3で完敗した。これに10月の北朝鮮戦を含めると、3試合連続無得点だ。
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今回のAマッチ2連戦ではベント監督が追求してきた「ビルドアップサッカー」が十分に発揮されなかった。
レバノン遠征ではピッチへの適応問題もあったが、相手の密集守備を崩すことができなかった。パスミスが頻繁にあり、前方にボールがつながらなかった。
後半17分には196cmの長身FWキム・シンウクを投入して制空権の掌握を狙ったが、まともなクロスは一度もなく、得点に失敗した。
それでもベント監督は帰国会見で、ビルドアップサッカーに対する自分の確固たる考えを重ねて強調した。
「ブラジルとのAマッチでビルドアップが困難だった。しかし良い場面も演出した。ビルドアップを通じて攻撃まで続ける場面では、肯定的な面も見られた。そうした過程をより効率的に生かすことが重要だ」
そして続けたのだ。
「現在、韓国代表チームにはビルドアップサッカーが最も適切だと考えている。そのため引き続き行っており、補完してさらに発展させたい」
ベント監督の変化のない選手起用も俎上に載せられている。