韓国代表はグループH組最弱と言われるスリランカ戦を除けば、「プンオパン(韓国風鯛焼き)スコッド」と皮肉られるほど、代り映えしないラインアップで相手と向き合ってきた。
特に人材か多いはずの2列目は同一だ。イ・ジェソンとファン・インボム、ナ・サンホとナム・テヒが交互に機会を得てきた。
ブラジル戦には強い相手だけに、若干の変化があった。守備的MFにチョン・ウヨンとともにジュ・セジョンが起用され、ソン・フンミンがイ・ジェソン、ファン・ヒチャンとともに2列目を構成した。
しかし、後半の交代メンバーはベント監督が重用するナ・サンホとファン・インボムで、馴染みの深い顔だった。
ナ・サンホとファン・インボムはこれといった機会を作れないまま、チームの敗北を見届けなければならなかった。
一部では固定されたメンバーが、代表チーム内での競争構図を弱めるという疑問も提起している。
しかし、ベント監督の考えは変わらなかった。
「さまざまな意見があり得る。そうした意見を尊重する。しかしレバノンとブラジルの試合を見ても、両試合の選手構成と戦術は違った。(選手起用に対する批判と)私の考えはまつたく違う」
声を高めたベント監督。彼は頑固一徹に自分のやり方を貫く考えのようだ。