U-22韓国代表、“不可解な判定”に泣きドバイカップ準優勝に終わる…疑惑のUAEが優勝

2019年11月21日 サッカー
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キム・ハクボム監督率いるU-22韓国代表は、11月19日に2019ドバイカップの第4戦目でUAEと戦い、1-1のドローに終わった。

結果、大会を2勝2分で終えた韓国は準優勝となり、韓国と引き分けたUAEが3勝1敗でチャンピオンとなった。

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前回のイラク戦と今回のUAE戦では、審判の“不可解な判定”が見受けられた。

イラク戦では2人が退場処分となった。特に、イ・ユヒョンがハンドの反則を受けた場面には疑問点が残る。主審はイ・ユヒョンが故意にボールに手を触れたと判断し、イエローカードを提示した。

ペナルティキックを与えうる場面ではあったものの、故意に手を当ててしまったようには見えず、警告を与えるには無理があった。加えて、PKを与えたからといって退場まで命じることは加重の懲罰となるだけに、理解しがたい判断だ。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-22韓国代表​

また、鹿児島ユナイテッドFC所属GKアン・ジュンスのファウルで、再びPKの判断を下したことも疑問だ。ペナルティエリア内である程度許容範囲内の衝突だったにもかかわらず、主審は判断を覆さなかった。

結果、韓国はほぼ手中に収めていた勝利を逃すこととなってしまった。

UAE戦でも“不可解な判定”が見られた。主審はUAEの激しい接触プレーを見逃し、韓国のプレー1つひとつに厳しい判断を下した。

前半36分、キム・ジンギュのミドルシュートがゴールネットを突き刺し、得点したかに思えたが、VARによってゴールが取り消された。オ・セフンがオフサイドポジションにいたためと判断したようだが、釈然としない。

オ・セフンはキーパーとも距離が大分離れていたため、そのポジションにいたことがゴールに直接関与したというには難しかった。

1-1となった以降、UAEの選手たちは消極的なサッカーを続けた。ドローであっても優勝が決定するため、故意に試合を終わらせようとする意図が見えていた。だが、主審はこの行為には注意せず、ただ見過ごすのみであった。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ハクボム監督

優勝を逃したことは大きな問題とならない。キム監督は、今大会の目標を選手たちのスキルを見極め、チーム力を引き上げることと定めていた。結果よりも過程が重要ということだ。

今回のような不可解な判定も、まだ若いU-22の選手たちにとっては良い経験となるだろう。だが、今回のように不公平な試合で2度も引き分けることは、気分の良いものではない。

中継放送社によると、UAE戦はUAE国籍の審判が担当したという。

一般的に、両チームの国籍の審判は当該試合を担当しない。いくら親善試合に似た形式の試合であるとはいえ、誤解を招く恐れがあるためだ。にもかかわらず、大会主催者は事実上の決勝戦となった韓国対UAEの試合をUAEの審判に担当させた。

“不可解な判定”によって試合結果にまで捻じ曲げられた韓国の立場としては、まさに泣きっ面に蜂だ。

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