もはや年代別代表の目標はグループリーグ突破ではなく、さらに高く設定しなければならない時期に達した。
最近、韓国サッカーは年代別代表が相次ぐ成果を上げている。今年だけでもU-20ワールドカップ準優勝、U-17ワールドカップ8強など、世界の舞台で競争力を示している。
今年に限定された結果ではない。2年前のU-20ワールドカップでも16強に進出しており、2018年にはU-23代表選手が出場したアジア大会で優勝した。2016年リオ五輪でもU-23代表はベスト8に進出している。
全体的にここ数年の年代別代表の成績を見ると、主要大会で早期脱落したケースはほとんどない。A代表が出場するワールドカップとは異なり、国際大会で結果を出し続けている印象だ。
U-20ワールドカップ準優勝を成し遂げたチョン・ジョンヨン監督は、今回のU-17ワールドカップで8強入りを果たしたキム・ジョンス監督について、「良い判断力とリーダーシップで成果を出したようだ」と話した。
「実際、心配もした。U-17代表チームが前方からの圧迫を積極的にするとしたとき、懸念される部分があった。ワールドカップという大舞台で、そのような方針を毎試合とることは容易なことではない。ところがキム監督が相手に応じて、ゲームの雰囲気に応じて柔軟に試合を運営してベスト8まで行った。準々決勝でも良い競技力を見せてくれたと思う。ご苦労さまと言いたい」
またチョン監督は、「私からは特別に何かアドバイスしたことはない。キム監督も経験が多く、チームを長い期間導いた。キム監督が最もよく知っているチームなので、私がどうこう言う理由がない。彼らが自ら良い成績を残した」と付け加えた。
さらにチョン監督は、今となっては韓国サッカーも年代別大会で、さらに高い目標を設定する時期に来たという考えを明らかにした。
「以前まで韓国サッカーが国際大会に出場すると、目標はいつもグループリーグ突破だった。私たちも優勝が目標としてきたが、最初の目標はいつもグループリーグ突破だった。しかし最近の成績を見ると、決勝トーナメント進出に失敗したケースは多くない。もはや私たちも決勝トーナメントで長く生き残る方法を研究する段階ではないかと思う。
無理な目標を持とうというのではなく、現実的に私たちがさらに発展するためには、一定水準以上の成果を狙わなければならないと思う」
実際に、年代別ワールドカップの場合、グループリーグ突破は困難ミッションではない。グループ1~2位だけが16強に進出するA代表のワールドカップとは異なり、3位までに進出機会が与えられる。大会に参加する24カ国のうち16カ国が進出するため、生存確率は高い。
チョン監督は「韓国サッカーもある程度のレベルに達したのだと思う。うぬぼれたいのではなく、さらに高い成果を狙うべきということだ。日本を見てもそうだ。日本も私たちのように、年代別ワールドカップで着実に決勝トーナメント進出を果たし、目標を高く設定している。私も個人的な経験を生かして、その部分を研究したいと思っている。時間を作って整理してみる計画だ」と語った。
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