初雪の降る瑞山(ソサン)にうれしいゲストがやってきた。
今シーズン、メジャーリーグで防御率1位を記録し完全復活した“コリアン・モンスター”リュ・ヒョンジン(32)が、2006年から2012年まで所属したハンファ・イーグルスの瑞山2軍キャンプを訪問した。
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チョン・ミンチョル団長やハン・ヨンドク監督、そしてリュ・ヒョンジンがハンファ時代ともにプレーしたチームメイトたちは、古巣凱旋したリュ・ヒョンジンを明るい表情で出迎えた。
放送撮影チームとともにキャンプを訪れたリュ・ヒョンジンは、「ここには今回初めて来た。とても良いトレーニング場だ」と、整備されたキャンプ地を見て回った。また、チョン団長やハン監督とのティータイムも行われた。
チョン団長はリュ・ヒョンジンへ「いくら積めば連れてこられるんだ」と笑いながら冗談を語り、キム監督は「若い選手はリュ・ヒョンジンの顔を一目見ただけで大きなモチベーションになる。十分にサイ・ヤング賞獲得の資格はあったと思うが、シーズン後半が少し惜しかった」と話していた。
チョン・ミンテ投手コーチは、ハンファ投手陣を眺め「誰もがリュ・ヒョンジンのようになれる可能性を秘めている」と期待を寄せた。
選手たちも、リュ・ヒョンジンと楽しい会話の時間を過ごしたようだ。撮影チームのカメラが回っていない間、三々五々に集まり話に花を咲かせていた。
ハンファの中でも、チョン・ミンジェ(29)は特に親しい選手の1人だ。リュ・ヒョンジンがメジャー進出後、毎年1月に日本の沖縄でトレーニングをともにするほど親しい間柄である。
チョン・ミンジェは「ヒョンジン兄さんと野球の話をすると、いつも細かい内容より“そんなことに神経を使わず、自信を持って投げろ。そうすればバッターは打てない”とアドバイスしてくれる。何よりもまず、自信とポジティブなマインドが大事であると強調してくれる」と述べた。
そして、「兄さんはソウルに来れば美味しいものを食べさせてやると言ってくれるが、先に大田(テジョン)まで来てくださいと話した。私が1度おごります、と。ヒョンジン兄さんが2度おごってくだされば、私も1度はおごらなければならない。それが道徳というものだ」と語った。
2人は来年1月末にも、スプリングキャンプ前に沖縄で恒例のトレーニングをともに行う予定だ。
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