優勝予想は不可能? 韓国Vリーグ男子が混戦必至で大盛り上がり!

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予想外の混戦が繰り広げられている。1ラウンドでの戦いを見て、どのチームが優勝争いをしていくのかを予想するのが困難だ。

韓国プロバレーボールのVリーグ男子は、開幕前の予想を大きく裏切る戦況となっている。

優勝候補に挙げられていた大韓航空ジャンボスは4戦2勝2敗の勝ち点6で4位、現代キャピタル・スカイウォーカーズは3戦1勝2敗の勝ち点3で6位と下位に沈んでいる。

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現在の首位は、4勝1敗で勝ち点10のソウル・ウリカード・ウィビーだ。その後ろを、1試合消化数が少ないOK貯蓄銀行ラッシュ&キャッシュが3戦全勝で追っている。

また、サムスン火災ブルーファングスは3勝2敗の勝ち点8で上位に食らいついており、KB損害保険スターズは1勝3敗と苦しみながらも全試合でフルセットにもつれる接戦を演じ、貴重な勝ち点5を得た。4戦全敗で最下位の水原KEPCOビッグストームを除けば、6チームの間に大きな戦力差はないと見られている。

大韓航空と現代キャピタルの不振が、順位争いをよりし烈にしている。

大韓航空は連勝の後に連敗と好不調の波が激しい。昨シーズンのリーグ優勝チームである大韓航空は、核となる韓国人選手をチームに残しつつ、外国人選手のアンドレス・ビリェナを獲得し戦力のアップグレードを図った。カップ大会で優勝し、開幕2連戦のスタートを切っただけに、今シーズンも順調かと思われていた。

しかし、その後サムスン火災、OK貯蓄銀行と2試合で完敗を喫した。昨シーズン王者の面影は揺らぎ、シーズン序盤にして優勝争い脱落の危機に陥っている。

10月20日に行われたOK貯蓄銀行ラッシュ&キャッシュとソウル・ウリカード・ウィビーの試合

現代キャピタルも状況は良くない。外国人選手のヨスバニ・ヘルナンデスが突然の負傷により戦線を離脱。新たに外国人選手補強も厳しく、獲得できても実力は未知数だ。下手すれば、韓国人選手のみで今シーズン戦うことを強いられる恐れもある。

これまでも現代キャピタルは1ラウンドで勝ちきれないシーンが多かったが、今回ばかりは状況も異なるため、追ったダメージをどれほど回復できるかは予測がつかない。

一方のウリカードやOK貯蓄銀行、サムソン火災は躍進を遂げている。

ウリカードは韓国Vリーグを熟知するフェリペに加えナ・ギョンボク、ハン・ソンジョンといった選手たちが昨シーズンと比べて成長したプレーを披露している。1ラウンドの目標だった4勝をすでに達成するなど、リーグの台風の目となるといっても過言ではない。

OK貯蓄銀行もソン・ミョングンとレオのプレーがさえわたり、1度もフルセットまでもつれこまない全勝を挙げる快挙を達成した。

開幕戦でウリカードに完敗し不安なスタートを切ったサムスン火災は、ベテランアタッカーのパク・チョルウが序盤から好調さを見せ、着実に勝ち点を重ねている。負傷から復帰したソン・フィチェも安定性を取り戻しつつあり、アンドレア・サンタンジェーロもコンディションを回復できれば、韓国Vリーグの頂点を決する“春バレー”ことチャンピオンシップへの挑戦も夢ではない。

開幕戦が男女同時完売と大きな盛り上がりを見せる韓国Vリーグだが、男子はどこが優勝するか予想の付かない混沌の様相だ。

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