まだ時間が必要なのかもしれない。
トルコ女子バレーボールリーグのエジザージュバシュに移籍したキム・ヨンギョンは11月1日(日本時間)、2018-19トルコ女子プロバレーボール「スーパーカップ女子」のワクフバンクとの試合に出場し、セットスコア3-1で勝利に貢献した。
キム・ヨンギョンは10得点をあげて、エジザージュバシュの優勝に力を添えた。スーパーカップは、昨シーズンのリーグ優勝チームとスーパーカップ優勝チームが対戦する大会。1試合のみで、エジザージュバシュが優勝している。
キム・ヨンギョンは今夏から秋にかけて、ジャカルタ・アジア大会と女子バレーボール世界選手権を消化した。エジザージュバシュには10月中旬に合流。トルコの舞台は慣れているが、まともにチームと合わせる時間が少なかったため、呼吸はまだぎこちない。
特に主力セッター・アリカヤとのコンビネーションが残念だった。アリカヤは昨シーズンまで、トルコ女子バレーリーグのガラタサライ・ダイキンでプレーしている。キム・ヨンギョンと同じ“ニューフェイス”だ。アリカヤは、左のスパイカーとして出場したキム・ヨンギョンに合うボールを送れていなかった。第1セットではキム・ヨンギョンが無得点に終わるほど、息が合わなかった。
ただそれはキム・ヨンギョンだけの問題ではない。別のストライカー、ジョーダン・ラーソンもアリカヤと合わせるために苦労していた。
物足りなさが残る最初のゲームだったが、時間が解決してくれるだろう。最高の選手たちが集まったチームであるため、練習や実戦を通じて今のちぐはぐさは解消されると考えられる。しかもキム・ヨンギョンは韓国、日本、中国、トルコで多くのセッターとコンビを組んできた。豊富な経験を持っている彼女だけに、それほど心配する必要はないだろう。
何よりもエジザージュバシュは、韓国代表のようにキム・ヨンギョンへの依存度が高いわけでもない。キム・ヨンギョンが焦る必要はないだろう。
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