激しい神経戦で、両チームともに警告を2枚ずつ受けたカタールW杯アジア2次予選・第3戦で、韓国と北朝鮮の選手が乱闘寸前になった様子が公開された。
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北朝鮮駐在のスウェーデン大使、Joachim Bergström氏が10月15日にSNSに公開した映像だ。彼は「歴史的な瞬間」と、金日成競技場で見た試合を撮影してSNSに掲載した。
特に目についたのは、韓国と北朝鮮の選手が試合中に揉めている場面だった。
そのスウェーデン大使は「子供たちの前で喧嘩しないでください。でも今日は競技場に誰もいないね」と、その映像について説明した。
公開された映像で両チームの選手たちは、ハーフライン付近に集まり、互いに向かい合っている。ピッチの外で、叫びながら選手たちの興奮を抑えようとするスタッフの姿もあった。
選手たちの対立は、主審が笛を吹きながら整理した。
映像をよく見ると、選手たちの間から韓国代表の主将ソン・フンミンが出てきて、北朝鮮のリ・ヨンジクやパク・クァンリョンらを自制させている姿を確認することができる。
この日の試合は生中継されなかったため、試合内容は現場のマッチコミッショナーを通じて文章で伝えられた。そのためなぜ南北の選手たちが揉めたのか、確認する方法がない。
来る10月17日深夜1時頃に帰国する韓国選手たちに、一部始終を聞いてみるしかない。
韓国対北朝鮮の試合は、0-0の引き分けに終わった。これで両チームはグループリーグ2勝1分、勝ち点7としたが、韓国が得失点差でグループH首位を守った。
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