リュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)がポストシーズンの貴重な初勝利を記録した。
リュ・ヒョンジンが勝利を牽引したことでロサンゼルス・ドジャースは現在、ナショナルリーグのチャンピオンシップシリーズ進出まであと1勝を残すのみとなった。
リュ・ヒョンジンは試合後の感想として、本塁打を許してから気を引き締めたと明かした。
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ロサンゼルス・ドジャースは10月7日(日本時間)、米ワシントンDCで行われたワシントン・ナショナルズとのディビジョンシリーズ第3戦で、10-4と快勝した。シリーズ戦績は2勝1敗となった。
先発登板したリュ・ヒョンジンは、5イニング2失点で勝利投手になった。呼吸を合わせた捕手ラッセル・マーティンは、4打数2安打1本塁打4打点と大活躍した。
デーブ・ロバーツ監督は試合後、リュ・ヒョンジンの投球について「制球が完璧ではなかったが、ストライクを有効に投げた」とし、「ラッセル・マーティンとリュ・ヒョンジンは互いにコミュニケーションがうまくいったようだ」と話した。
リュ・ヒョンジンは、序盤に勢いに乗れず、ホームランを許して難しい試合になったと伝えた。彼は1回、先制ツーランを打たれた。それでも開始は良くなかったが後半は良かったと話し、第5戦で登板をする状況になったら当然準備するという意思を明らかにした。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は第3戦の勝利の要因として、リュ・ヒョンジンの効率的なストライクゾーン攻略と捕手ラッセル・マーティンを挙げた。加えて戦略の勝利についても言及した。
デーブ監督は「1回に許したホームランは、マーティンが要求する通りに上手く投げたが、打者がよく打ったものだ。リュ・ヒョンジンが1回に失点してからは、ナショナルズの打者を無失点に抑えてくれたおかげで、勝利することができた」と評価した。
監督の賞賛は続いた。「今日の勝利は、シリーズの流れを私たちに持ってくる大きな助けになるだろう。だからリュ・ヒョンジンにとても良かったと賞賛したいし、ジャスティン・ターナーとラッセル・マーティンの2人のベテランも非常に優れた打撃力を見せてくれた」とした。
戦略を通じた勝利の背景も説明した。デーブ監督は「今日の試合に備えて、ナショナルズの交代投手であるパトリック・コービンをチームミーティングで分析をしたことが、大きな助けになった。コディ・ベリンジャーが生きたこと、コービンに備えたラインナップの構成など、用兵術も今日の勝利に貢献した」と自賛した。
ディビジョンシリーズ第 4戦は、10月8日午前7時40分に行われる。ドジャースは先発投手としてリッチ・ヒルを起用し、崖っぷちに追い込まれたナショナルズはエースのマックス・シャーザーが先発する予定だ。
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