韓国サッカー協会は、来季よりセミプロリーグである「K3リーグ」と「K4リーグ」の発足を進めている。
現在、韓国サッカーの国内リーグは、韓国プロサッカー連盟によって運営されるKリーグ1(1部)、Kリーグ2(2部)と、韓国実業サッカー連盟が運営する実質3部相当のナショナルリーグ、4部に相当するK3リーグで構成されている。
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今回、ナショナルリーグの8チームに加えて、4部リーグの20チーム、新設チームが3、4部リーグへの参加意向書を提出した。書類審査と現地視察を経て、3部と4部にそれぞれ参加するクラブを12月中に確定する予定だ。
ナショナルリーグの8チーム中、5チームが3部リーグ参加の意向を明らかにした。しかし、とあるクラブは条件付きでの参加を要請したり、参加意思を示したものの書類修正が必要と判定されたりしたクラブもある。その他、参加意向が反映されていない意向書を提出したクラブもあり、協議が必要と見られている。
3部リーグへの参加には、クラブライセンス規定の順守が求められる。また、ナショナルリーグ所属のクラブには “法人化”が大きな課題として残されている。他にも事務局に6人以上の人員配置や、クラブごとに普及班とエリート班を各1つ含む下部組織の運営も必須とされている。
ナショナルリーグを運営する韓国実業サッカー連盟は、すべてのクラブが来季より3部リーグでプレーできるように今後も努力を続けると明らかにしている。
ただ、ナショナルリーグの半数以上のクラブが3部リーグ加盟を表明しつつも、厳しい運営に追われているのが現状だ。
1990年に結成された韓国実業サッカー連盟は、実業サッカー連盟戦とK2リーグを運営し、2006年にはナショナルリーグに名称を変更して、現在に至る。Kリーグが2013年に1~2部リーグとなると、ナショナルリーグは事実上の3部リーグとしての役割を果たしてきた。
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