9月の強化合宿では、今年6月のU-20ワールドカップで準優勝したメンバー7人を招集。
U-20ワールドカップに出場しなかったが、昨季までバイエルン・ミュンヘンに所属し、今季からSCフライブルクに属するチョン・ウヨン(元神戸のチョン・ウヨンではない)をチームに迎え入れる準備も進めている。
またキム・ハクボム監督の構想の中には、U-20ワールドカップでゴールデンボールに輝いたイ・ガンインもいるはずだ。
イ・ガンインは先日のバレンシア対ヘタフェ戦で待望のスペイン・リーグ初得点を決め、韓国では日本の久保建英と同じような期待と注目を集めている。
バレンシアでようやくポジションを掴み始め、A代表デビューもしたイ・ガンインをU-23アジア選手権で招集するためにはさまざまな調整も必要だろうが、東京五輪出場権がかかっているだけに、韓国が総力戦でU-23アジア選手権に挑むことは間違いないだろう。
いずれにしても、東京五輪のアジア出場枠は3枠。上位3チームに出場権が与えられる。
日本がベスト4に進出した場合、準決勝に進出したチームには無条件で東京行きのチケットが与えられるので、韓国はベスト4まで駒を進めることができなければ、東京五輪のピッチを踏むことができない。
韓国ではグループCを勝ち上がってもその順位次第では、韓国人監督パク・ハンソが率いるベトナムとの対戦もあるかもしれないともしている。
はたして韓国は“死の組”とされるグループCを勝ち上がり、準決勝まで駒を進めることができるだろうか。
U-23アジア選手権は、2020年1月8日からタイで行われる。
(文=慎 武宏)