“死の組”と戦々恐々の声も…韓国サッカーは東京五輪のピッチに立てるのか?

2019年09月29日 サッカー #東京五輪
このエントリーをはてなブックマークに追加

来年の東京五輪のアジア最終予選も兼ねたU-23アジア選手権のグループリーグの組み分けが決まったが、韓国は厳しい組に入った。

イラク、日本、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)と同じくポット2に入り、グループCに配置されたが、そのグループCに振り分けられた国々が難敵揃いだ。

中国、イラン、そしてウズベキスタン。韓国メディア『NEWSIS』は「韓国、東京に向かう道でイラン・中国・ウズベキスタンと“死の組”に」とさっそく報じている。

過去の成績では分がいいが…

KFAに確認したところ、U-23代表レべルで過去の通算成績では、いずれも韓国が勝ち越している。

イランには5勝2敗1分、ウズベキスタンには8勝1敗1分、中国には10勝1敗3分と、韓国に分がある。

オーバーエイジが加わっていたものの、前哨戦に近いかたちだった昨年のアジア大会でも、韓国は決勝トーナメント1回戦でイランに2-0、準々決勝ではウズベキスタンに4-3で勝利した。

が、イラン戦でゴールを決めたのはファン・ウィジョとイ・スンウ、ウズベキスタン戦で勝利できたのはファン・ウィジョのハットトリックとファン・ヒチャンのPKがあったからでもあった。

【関連】元ガンバ大阪ファン・ウィジョに韓国が寄せる信頼…数字で証明する実力と進化

そうしたことを差し引くと、「身体能力に優れたイラン、前回大会の優勝チームでありU-23カテゴリーでは粘り強いウズベキスタン、ヒディンク監督が解任されたとはいえタフなサッカーを仕掛けてくる中国も侮れない」(『スポーツソウル』)というのが韓国メディアの見方でもある。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-22韓国代表

U-20W杯準優勝メンバーも加入。イ・ガンインは?

もっともチームを率いるキム・ハクボム監督は、アジア大会優勝で一旦チームをリセットし、2018年12月からチーム作りをはじめ、今年3月のU-23アジア選手権予選を経て5月には国内合宿を実施するなど、東京五輪出場を目指してチーム強化に取り組んできた。

前へ

1 / 2

次へ

RELATION関連記事

PHOTO写真

TOPIC「Netflix韓流トリオ」特集