9月15日に登板するリュ・ヒョンジン、相手は“サイ・ヤング賞最有力”デグロム擁するメッツ

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ロサンゼルス・ドジャースは9月12日(以下日本時間)、ニューヨーク・メッツとのアウェー3連戦(9月14~16日)の先発投手を発表した。

そのなかにはリュ・ヒョンジン(32)の名前も含まれており、9月15日の試合が復帰登板となる。これも運命なのか。相手はナショナルリーグのサイ・ヤング賞最有力であるジェイコブ・デグロムが登板する予定だ。

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前日、米CBSスポーツは「一時、ナショナルリーグのサイ・ヤング賞は満場一致でリュ・ヒョンジンだった。8月12日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦まで、防御率1.45に加えて121奪三振、17与四球を記録した。しかし以降の4試合でホームラン5本を浴びるなど、防御率9.95という記録を出してしまった。これには球団も彼の登板を心配したほどだ」と報じた。

リュ・ヒョンジンが不振に陥るなか、デグロムはもちろんのこと、後半戦開始後はしばらく負傷者リストに入っていたマックス・シャーザー(ワシントン・ナショナルズ)にも、サイ・ヤング賞の可能性が出てきた。これにより、サイ・ヤング賞争いは混戦の度合いを深めることとなった。

9月15日の試合で対戦するデグロムは、今季9勝8敗、防御率2.70を記録している。防御率ではリュ・ヒョンジン(2.45)の後塵を拝しているが、後半戦11試合だけを見れば、5勝(1敗)、防御率1.85という驚異的な記録を出している。

リュ・ヒョンジン

リュ・ヒョンジンの受賞が絶望的となった今、再びサイ・ヤング賞争いに加わるためには、復帰戦でデグロム以上に強烈なインパクトを見せなければならない。

9月5日のダイヤモンドバックス戦まで、リュ・ヒョンジンは直近3試合連続で5イニングを消化することなくマウンドを降りた。現地では彼のスタミナ不足をはじめ、勝負球であるチェンジアップの乱れが不振の理由と考えられている。

リュ・ヒョンジンはダイヤモンドバックス戦以降、投球フォームを見直してブルペンで投げ込むなど、復帰戦への準備を進めている。

ポストシーズンを見据え、リュ・ヒョンジンはまずサイ・ヤング賞争いよりも、コンディションを引き上げることが先決だ。シーズン終了後はフリーエージェント(FA)選手となるだけに、今まさに明暗を分ける岐路を迎えている。

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