男子バスケットボール韓国代表が期待されていた2019国際バスケットボール連盟(FIBA)バスケットボールW杯の1勝に失敗した。
ロシア戦で若干の希望を見せたりもしたが、またもや世界の高い壁に跳ね返された。バスケ韓国代表を率いたキム・サンシク監督は「世界の壁にぶつかった印象」と表現した。
韓国は9月4日(日本時間)、中国で行われたバスケW杯グループBのナイジェリアとの最後の試合で、66-108と完敗した。ロシア戦を73-87と善戦した韓国は、ナイジェリア戦での勝利が期待されたが、残念な結果に終わった。
グループリーグ3戦全敗となった韓国は、グループBの最下位となった。
グループステージ3試合すべてで厳しい結果となったキム・サンシク監督は、「アルゼンチン戦で問題点が見つかり、ロシア戦である程度の補完ができた。ナイジェリア戦でもロシア戦のようにフィジカルを強調したが、期待していた結果が出なかった」と話した。
そして「ナイジェリアの力と弾力があまりに良くて、ずっと押された。失点してもすぐに攻撃に移ろうとしたが、その部分もうまくいかなかった。世界の壁にもう一度ぶつかった印象」と残念がった。
負傷者も続出している。これもまたフィジカル的な限界から生じたという分析だ。
キム監督は「キム・ジョンギュとイ・デソンは状態を見守らなければならないようだ。イ・スンヒョンも足首を2度痛めたので、時間を置いて見るべき。選手たちは最後まで頑張ってくれたが、体格の差があまりにも大きかった。そのため負傷者も出てくるようだ」と述べた。
韓国は5年前のバスケW杯でも、全敗の屈辱を味わった。
キム監督は「高さの差は私たちにずっと付きまとう問題だ。現代バスケットボールにおいて、体格の違いを克服しなければ勝つことができないということを今一度感じた。またヨーロッパのバスケのように、スイッチディフェンスに慣れなければならない。ミスマッチが発生しても、十分に耐えられる力が必要だ」と話した。
16強進出に失敗した韓国は、順位決定戦の2試合を残している。キム監督は「予選3試合はすべて忘れて、新しい出発をしなければならない。気後れなく、自分たちが行くべき道を行けば、勝利することができる」と強調した。
17~32位決定戦に落ちた韓国は、中国・広州に移動し、9月6日からグループAの3位、4位と対戦する。
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