ベストコンディションでAマッチに臨む韓国代表の欧州組、クラブでの活躍を代表戦でも

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パウロ・ベント監督率いる韓国代表がトルコのイスタンブールで、9月の代表戦スケジュールを始動した。

アジアでプレーする選手たちが9月2日に出国した一方で、欧州組の選手たちは各所属クラブでの試合日程を終え、現地で代表チームに合流した。

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国内でAマッチ行われる場合、その都度、欧州組にはさまざまな困難が待ち受ける。彼らは長時間のフライトや時差によって疲れが抜けないまま、少しばかりのトレーニングを行い、試合に臨まなければならない。

コンディションの維持もままならないまま日程を消化するため、実力を発揮しにくいケースがほとんどだ。過去には入国後、負傷により試合を欠場した選手もいる。

しかし、今回は異なる様相を呈する。

まずジョージア代表との試合が行われるトルコは欧州大陸に属しているため、欧州組の移動が容易だ。一方、韓国から出発した選手たちは仁川空港から10時間以上も飛行機に乗り、韓国から6時間も時差があるトルコへ向かうことになる。

6月7日、釜山で行われたオーストラリアとの親善試合で、決勝ゴールを決めたファン・ウィジョ(左)がソン・フンミン(中央)、イ・スンウ(右)らとともに喜びを見せた。試合は1-0で韓国が勝利

そこで厳しいトレーニングとジョージア戦を終えると、今度は3時間かけてトルクメニスタンへと移動する。トルコから東へ戻るため、再び異なる時差に対応しなければならないのもアジア組の悩みだ。だがそれも、欧州組には移動時間の負担も少ないうえに、西から東へと移動するのみであるため、時差適応に大きな問題がない。

さらに、今がシーズン開幕の時期である点も、欧州組にとって利点となる。アジアでプレーする選手たちはリーグ後半戦を戦う最中であり、暑い夏を過ごした後でコンディションも落ちる時期だ。そこへ、今回は長距離移動に加えて時差も重なり、ベストな状態で試合に出られない恐れがある。

一方で欧州組はプレシーズンを終え、エネルギーが有り余っているといっても過言ではないほどに最高のコンディションで新シーズンに突入しており、その調子のまま代表戦に臨める見通しだ。

欧州組の選手たちはそれぞれ所属クラブで活躍した後、代表チームに合流した。ソン・フンミンは、週末に行ったアーセナルとのノースロンドンダービーでゴールこそなかったものの、積極的なプレーでエースにふさわしい活躍を見せた。

その他にも、クォン・チャンフンはフライブルクで早々とブンデスリーガ初ゴールを決め、今シーズンから所属クラブで“偽9番”を担うイ・ジェソンは4ゴール目をあげた。ファン・ヒチャンも4試合連続で攻撃ポイント(ゴール+アシスト)を記録するなど、最高のコンディションだ。Aマッチデビューが期待されるイ・ガンインも、週末の試合でシーズン初出場を果たした。

さまざまな点から、欧州組の活躍が期待される。

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