サッカー韓国代表ベント監督がアジア2次予選の意気込み語る【現地インタビュー】

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サッカー韓国代表を率いるパウロ・ベント監督が、2022年カタールW杯に向けて意気込みを表した。

韓国代表は9月2日、仁川空港からトルコに向けて出国した。9月の招集リストに名を連ねた26人は、前日NFCで代表チームに合流し挨拶を終え、翌日トルコ行きの飛行機に搭乗した。

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韓国代表は来る9月5日、イスタンブールでジョージア代表と親善試合を行い、9月10日にトルクメニスタン代表とのカタールW杯アジア2次予選第1戦に臨む。

仁川空港でインタビューに応じたベント監督は「カタールW杯を控えて、最初の歩みを始める段階に入った。今まで私たちが貫いてきた哲学を翻すことなく維持し、チームをマネジメントする」と約束した。

以下、ベント監督との一問一答。

9月2日、ベント監督が仁川国際空港で出国前インタビューに応じている

―決戦が始まる。意気込みは?

いよいよ次の段階に突入した。監督に就任してまもなくアジアカップという大きな大会を経験したし、以降は3月と6月に2回の親善試合を行った。2022年を控えて最初の歩みを開始する段階に入った。

親善試合を行った後、予選が始まる。イスタンブールに到着次第、選手たちのコンディションや雰囲気などすべて確認し、2試合に向けて準備を進める。多くのことを考える必要があるが、私たちが貫いてきた哲学や方向性を翻すことなく維持し続け、チームをマネジメントする。

―長距離の遠征となる。

移動時間を考慮し、最適の時間と経路を組んだ。医療班とも緊密に協力している。今回はアジアで活躍する選手たちが、長距離の移動や時差の問題で苦労するだろう。他の場所で試合するときは、かえってヨーロッパの選手が疲労を訴えることもある。

すべての選手がグラウンドで最高のコンディションを発揮できるよう、ピークを合わせるのが重要である。選手たち自らがコンディション管理を上手にできるように助ける。今後も移動に関しては同様の計画を持って、チームを運営する予定だ。

―トルクメニスタン代表はどんなチームか。

いくつかの試合を見て分析を始めた段階だ。トルクメニスタン代表はアジアカップ後、新監督を迎えた。以降、試合をしていないため、予測するのが難しい部分がある。

新監督率いるトルクメニスタンの初戦の相手である9月5日のスリランカ戦から、分析を進める計画を立てている。自分たちのスタイルを追求する方法で問題を解いていきながら、相手を徹底的に分析することができれば、良い結果を残せるだろう。

―キム・シンウクとは話したか。

昨日会ったが、特別話すことはなかった。何度も言うように代表への門戸は開いており、キム・シンウクもその1人である。今回はキム・シンウクを招集するベストなタイミングだと思った。

他の新しく招集した選手たちも同様だが、代表に招集されている期間は短いため、私たちのスタイルになるべく早く適応しなければならない。キム・シンウクがどんなプレーを得意とするかよく把握しており、うまく活用しなければならない。

―海外組の移籍が活発だが。

欧州移籍市場は8月末から9月初めには閉鎖する。一部は移籍市場が閉鎖する2日前に決まる場合もあるので、常にその部分を考慮している。どこでうまくプレーするかではなく、選手たちが移籍先でどんな活躍を見せてくれるかが重要なので、継続して観察する。

欧州でプレーする選手たちはこの時期がシーズンの始まりであり、プレシーズンを過ごしていたため試合にあまり出場していない状態であり、アジアでプレーする選手たちはシーズンが本格化している期間に代表へと合流する。その点も運営に反映している。

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