韓国で“誠意のない態度”を一貫させたユベントスが、アジア市場を攻略するために、キックオフ時間を調整したというニュースが報じられた。
イギリス公営放送『BBC』の8月21日の報道によると、ユベントスは中国をはじめとする東南アジア諸国がより良い時間帯に試合を視聴できるように、キックオフ時間を早める方法を求めている。
ユベントスのグローバルパートナーシップ責任者ジョルジオ・リッチは、「我々は国内と海外のファンとのバランスを合わせなければならない」とし、「この点でプレミアリーグとセリエAは差が大きい」と指摘した。そしてセリエAもプレミアリーグのように、アジアのサッカーファンが不便なく観戦できる時間に開始される必要があると主張した。
彼の言葉通り、プレミアリーグは正午以降に試合時間を繰り上げて、アジア全域で夜の時間帯に観戦できるように誘導している。その変化は、プレミアリーグの世界的な人気の上昇、そしてプレシーズンのアジアツアーに大きな助けになる。
ユベントスも同じ効果を期待している。実際ユベントスは昨年の夏、クリスティアーノ・ロナウドを前面に推したツアーでアジア市場の開拓に成功した。
ただ、ユベントスの今回の主張は、韓国で見せた態度と180度異なることが残念なところだ。
ユベントスは訪韓した7月、チームKリーグとの親善試合で誠意のない態度を見せた。何よりもスーパースターであるロナウドが試合を欠場し、韓国サッカーファンからクレームを浴びた。その過程でユベントスも傍観者となり、韓国サッカーファンの心は離れた。
もはや韓国で、ロナウドのファンを見つけることは難しい状況だ。
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そのためユベントスがアジア市場の開拓に拍車をかけようとする姿は、なんとも逆説的に感じられる。基本を守らずに、次のステップに進もうとする姿勢だからだ。
一方で、ユベントスが狙うアジア市場において、韓国が占める割合が大きくないことを証明している。もしユベントスがアジア市場における韓国を大切に考えているのであれば、7月に訪韓したとき、誠意のない態度をとることはなかっただろう。
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