フランスのジロンダン・ボルドーに移籍した元ガンバ大阪のファン・ウィジョが、リーグ・アンの第1~2節を無得点で終えるなか、彼を連れてきたパウロ・ソウザ監督が「時間が必要」との意見を明かした。
【インタビュー】元ガンバ大阪のファン・ウィジョ「自分だけの武器を作る」
ファン・ウィジョは8月18日に行われたモンペリエとのホームゲームに先発出場したが、特別なシュートを見せることもなく、後半18分にベンチに下がった。8月11日のアンジェとのシーズン開幕戦とは異なり、その日はストライカーとして起用された。
ファン・ウィジョは自分のポジションを探しながら、ポストプレーや2列目との連係プレーを試みたが、ボルドーのDFがボールを前に送ることができず、孤立する一方だった。ソウザ監督は後半に入って、ファン・ウィジョを右サイドに置いたが、状況は改善しなかった。ボルドーはなんとか同点ゴールを決めて、1-1で引き分けた。
ファン・ウィジョは8月5日に行われたジェノアとのプレシーズン最終戦にワントップでプレーし、得点をあげるなど活躍する姿を見せた。しかしレギュラーシーズンでは、まだそのようなシーンが出ていない。
2試合を通じて、ソウザ監督の“ファン・ウィジョ活用法”が明確になった。ファン・ウィジョをワントップで固定せず、右サイドに配置する方法も考えているようだ。
ソウザ監督はモンペリエ戦後、「私たちは多くの運動量を備えたファン・ウィジョのダイレクトプレーを好んでいない」と明かした。ファン・ウィジョがペナルティエリア内で多くの時間を過ごすより、中央とサイドによく動くことを望んでいるようだ。
続いてソウザ監督は「時間が経てば良くなる問題」とし、「ファン・ウィジョは2つのポジションを担うことができる。チームメイトと接触し、交流する時間が必要だ」と話した。
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