韓国サッカーの未来であるイ・ガンイン(バレンシア)が、新シーズンの活躍が期待されるリーグ最高の新鋭の1人に選ばれた。
スペインの日刊紙『エル・エスパニョール』は、2019-2020シーズンのリーガ・エスパニョール開幕を控えて「新しいシーズンに輝くラ・リーガの真珠」という特集を組み、20人の有望株を選定した。イ・ガンインは5番目の選手として登場した。
18歳の攻撃型ミッドフィルダーで1000万ユーロ(約12億円)の価値があると評価したあと、「この韓国選手はバレンシア採石場の宝石」と説明した。
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この20人のリストで最年少は17歳のアンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)だ。2001年生まれのイ・ガンインも、比較的若いほうに属する。
また『エル・エスパニョール』は、イ・ガンインと同い年であるブリアン・ヒル(セビージャ)の価値をイ・ガンインと同じ水準と見ていたが、ロドリゴ・シウバ・ゴエス(レアル・マドリード)には4000万ユーロ(約60億円)というはるかに高い評価をした。
実はイ・ガンインは今夏、バレンシアを離れようとした。
昨シーズン、バレンシアとトップチーム契約を結んだが、現在の司令塔であるマルセリーノ・ガルシア・トラル監督体制下で、これといった出場機会を得ることができなかったからだ。
現実的に新しいシーズンでも主力としてプレーするのは難しいと判断し、実戦を通じて成長しなければならない時期だけに完全移籍を推進した。U-20ワールドカップで大活躍し、最優秀選手に与えられる「ゴールデンボール」まで受賞して株価を高めた状態だっただけに当然の成り行きだった。
バレンシアが難色を示している間、スペインの他のクラブはもちろん、ヨーロッパのビッククラブからもラブコールが入った。
ただ、バレンシア首脳部らはシンガポールで緊急会合を行うなど、積極的にイ・ガンインを取り押さえた。依然として立場が不安な状況だが、イ・ガンインもバレンシア残留を選択したと伝えられている。
一方、“第2のクリスティアーノ・ロナウド”と呼ばれ、アトレティコ・マドリードへ移籍したジョアン・フェリックスはヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)とともに7000万ユーロ(約95億円)と最も高い価値を自慢した。
そのほか、リキ・プッチ(バルセロナ)、ムサ・ワゲ(バルセロナ)、アンドリー・ルニン(レアル・バリャドリード)、ジャン・クレア・トディボ(バルセロナ)、アレクサンデル・イサク(レアル・ソシエダ)、ペドロ・ポロ(レアル・バリャドリード)、フランシスコ・モンテーロ(アトレティ・マドリード)、フラン・ベルトラン(セルタ)、ディエゴ・ライネス(レアル・ベティス)、マルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ)、ジュール・クンデ(セビージャ)、ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)、フェラン・トーレス(バレンシア)、サムエル・チュクウェゼ(ビジャレアル)らが名を連ねた。
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