イングランド・プレミアリーグでプレーするソン・フンミン(トッテナム)、キ・ソンヨン(ニューカッスル)をはじめ、韓国人選手は欧州全域で新シーズンを迎える。
まずフランスリーグでは、7月に日本のガンバ大阪からジロンダン・ボルドーに移籍したファン・ウィジョに目が行く。
ファン・ウィジョは8月5日(日本時間)に行われたジェノアCFC(イタリア)との親善試合で初ゴールを記録し、新しいシーズンの期待感を高めた。欧州初挑戦に乗り出す彼は、来る8月11日のアンジェとの開幕戦を通じて公式戦デビューを狙う。
【ルポ】現地ボルドーで感じたファン・ウィジョのスター性と期待度
また昨シーズン、スタッド・ランスでリーグ22試合に出場し、3ゴールを決めたソク・ヒョンジュンも、ストライカーとしての地位を固めるための努力を続けていく。今年12月1日にはボルドーとランスの対戦があり、フランス1部リーグで韓国人ストライカー対決が実現する可能性もある。
スペインリーグでは、U-20ワールドカップを通じて一躍スターダムにのし上がったイ・ガンイン(バレンシア)が、トップチームでの活躍を予告している。
最近、複数のクラブからラブコールを受けたイ・ガンインだが、バレンシアに残留する可能性が高い。イ・ガンインは来る8月18日開かれるレアル・ソシエダとのリーグ開幕戦を皮切りに、初めてトップチームでのフルタイムシーズンを消化する。
ドイツリーグにも韓国人選手がいる。
夏の移籍市場を通じて新たなユニホームを着ることとなったマインツのチ・ドンウォンと、フライブルクのクォン・チャンフン、チョン・ウヨンだ。しかし3人はいずれも負傷のため、開幕戦の出場が不透明である。マインツとフライブルクが8月17日の開幕戦で対戦するだけに、なおさら残念でならない。
チ・ドンウォンはプレシーズンの親善試合で左ひざを痛め、手術を受けた。回復に少なくとも3カ月かかる大怪我で、前半期の復帰を約束することができない。クォン・チャンフンも7月末、オーストリア合宿中の試合でふくらはぎを負傷し、8月末の復帰が予想される。
プレシーズンに3試合連続ゴールを決めたチョン・ウヨンは、去る8月3日のカリアリ・カルチョ(イタリア)との親善試合で、相手の激しいタックルを受けて負傷した。幸い、検査結果で大怪我でないことが判明したが、リーグ開幕戦に間に合うかどうかは未知数だ。
昨シーズン、1部リーグ昇格に成功したヴェローナで3シーズン目を迎えるイ・スンウは、イタリア・セリエAの舞台に立つ。プレシーズンの試合で着実に出場機会を与えられたイ・スンウは、8月26日に開かれるボローニャとの開幕戦出場を狙う。
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