ここまで来ると、欺瞞といってもいいかもしれない。
“欠場騒動”を起したクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)が、自分のSNSに書き込まれた韓国サッカーファンたちの非難コメントを削除し、見て見ぬふりを続けている。
8月1日、ロナウドのインスタグラムには、韓国サッカーファンから「非難のコメントを(ロナウドが)すべて削除している。共感数1000の私のコメントをなぜ消すのか。いくら消しても5000万人の韓国人たちはあなたの稚拙さを知っている」という内容のコメントが書き込まれた。
そのコメントには「いいね」が1600もついた。
つまり、ロナウドが韓国サッカーファンが書き込んだ非難コメントを削除しているということだ。英語ではなく韓国語で書かれたコメントにもかかわらず、ロナウドはコメントが自分に向けた非難であることに気づいた。
また他の韓国サッカーファンも自分のコメントが削除されたと主張し、「セリエA連盟にも投書を入れた。謝罪するまで(ロナウドの)欺瞞行為を1人でも多くの人に知らせたい」と意気込んだ。
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ロナウドは去る7月26日、ソウル・ワールドカップ競技場で開かれたユベントスとチームKリーグ(Kリーグ選抜)の親善試合に出場する予定だった。
主催側が公開した契約書の条項には、ロナウドが少なくとも45分以上出場しなければならないとされ、久しぶりの訪韓であるだけに、試合前にはサイン会やファンミーティングも予定されていた。
しかし事前のイベントはもちろん、親善試合にも欠場し、“ロナウド騒動”が巻き起こった。韓国サッカーファンはロナウドへの非難とともに、主催側に損害賠償を請求する訴訟を起こしている。
ロナウドは“欠場騒動”によって韓国サッカーファンから非難されたが、公式立場はもちろん、一貫して無視する態度を見せており、さらなる怒りを買っている。それどころか筋肉の疲労で欠場したとしながら、韓国から帰国するやいなや自宅でランニングマシーンを使う動画を公開したりした。
ロナウドは活発にSNSを更新しているが、真相解明や謝罪はこれまで一言もない。そのためロナウドのアカウントは“大騒ぎ”となった。
主な内容は、ロナウドへの失望と怒りが込められた韓国ファンのコメントだが、中国や日本のネットユーザーによるロナウドへの応援や反論、支持表明などが入り乱れている状態だ。
結局ロナウドは、殺到する非難コメントを削除しはじめた。特に韓国語で書き込まれたコメントは、すべて消去されており、韓国ファンの怒りは簡単に収まらない見通しだ。
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