クリロナの“エスコートキッズ”の権利が200万円? 主催側は「誤解」と反論

2019年07月30日 サッカー #C.ロナウド
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元サッカー韓国代表ソン・ジョングクが、ユベントスとチームKリーグの親善試合の主催側を批判した。「エスコートキッズ」を収益のために利用したという主張だ。

ソン・ジョングクは7月27日、自身のYouTubeチャンネルを通じて「(主催側である)THE FESTA社が子供たちの“エスコートキッズ”に価格を策定し、お金を受け取った」と主張した。

エスコートキッズとは、サッカーなどの試合の際に出場選手たちと手をつないで一緒に入場する子供たちを指す。

ソン・ジョングクは同日の放送で、「私が主催者側を嫌う理由のひとつは、子供たちが選手の手を握って入場することにまで、ものすごいお金をもらったこと」と述べた。彼は「普通、お金をもらったりしない。意味のあることだからだ。サッカーの未来の卵たちに夢を与えることができるからだ」と説明した。

続いて「金額を定めたのだが、ロナウド(の手を握って入場すること)にはどのくらいだったかわかる? 2000万ウォン(約200万円)だ」と主張した。それとともに「主催側が明らかに十分な利益を出したと聞いている。それなのに子供たちまで利用して…。これは幼心を傷つけることだ。子供たちを利用したことと同じ」と批判した。

(画像=ソン・ジョングクYouTubeチャンネル)

それに対して、ユベントス戦の運営代行を務めたSNカンパニー側は7月29日、ソン・ジョングクの主張と関連して「誤解」と反論した。

その関係者は「2000万ウォンという話がどこから出たかはわからないが、ロナウドと一緒に入場することを2000万ウォンと定めたという話は事実ではない」と主張した。

同関係者は、エスコートキッズの準備過程について明かしながら、立場を伝えた。「一般的にスポーツ競技イベントが進行されるとき、エスコートキッズの招集はスポンサーが担当する。しかし思ったほど容易ではなかったという。スポンサー側から4人の子供たちが招集された」とし、「そのうちロナウドと入場する子供はスポンサー側の権限で、スポンサーが決定した事項」と述べた。

それとともに、「残りのエスコートキッズを募集することは、マーケティング分野で担当することになり、マーケティングの目的で幼少年サッカーチーム3~4チームに提案することになった。その過程で“スカイボックスを購入すれば、エスコートの機会を提供する”という提案になった」と述べた。

“スカイボックス”とは、観戦場所のほか、食べ物などが提供される競技場の高いところにある高級観戦席のことだ。

その関係者は「子供たちがエスコートした後、試合を観戦できる方法を提供したかった。しかし席を無料で提供する条件が合わず、エコノミークラスなどはすでに売り切れた状態だった。10人以上の子供たちが一緒に観戦することができるスカイボックスを、子供と両親に提案した。全員が特別な問題提起もなく提案を受け入れ、実現したことだ」と説明した。

一般的に、ワールドカップなどの世界的なイベントの場合、エスコートキッズは選手との入場が終わると、競技場を出ることになる。

しかし韓国内Aマッチの場合、エスコートキッズとボールキッズを選抜する権利は公式スポンサーが持っており、スポンサーが確保したチケットでエスコート後に試合を観戦する。韓国サッカー協会は、子供たちと家族がともに過ごせるように4枚のチケットを提供する。

さらに同関係者は「ハーフタイムに行われた子供のサッカーイベントの場合、むしろ主催側が費用の責任を持ったイベントだった。一方的に誤解を受けることが残念だ」と付け加えた。

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一方ソン・ジョングクは、今回の試合でロナウドが欠場したことについても言及した。

ソン・ジョングクは「ほとんどの人がロナウドを見るために競技場を訪れた」とし、「しかしロナウドが出場しなかったので、意味がなかった」と遺憾を表わした。

また彼は「今後イベントの主催側は、有名選手が来たときに必ず試合に出るという条項を入れるべきだ」と主張し、「この試合のせいで、Kリーグと韓国代表の興行に悪影響を与えないか」と心配を吐露した。

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