スペイン現地でも“バレンシアのイ・ガンイン”を不安視している。
スペインのバレンシア地域紙『SUPER DEPORTE』は7月24日、報道を通じてイ・ガンインの現状を冷静に指摘した。
同メディアは、「マルセリーノ監督体制ではイ・ガンインの将来が不確実であると推論することができる」とし、マルセリーノ監督とイ・ガンインの相性が合わないことを強調した。
『SUPER DEPORTE』はバレンシアの高位関係者の言葉を借りて、「マルセリーノの4-4-2フォーメーションでは、イ・ガンインがプレーするスペースがない」と、イ・ガンインの実力や技術ではなく戦術的な理由から、監督がイ・ガンインを積極的に起用できない理由を説明した。
中央でプレーするにはフィジカルや守備力が不足し、サイドに置くにはスピードが不足していることが問題として挙げられる。
さらにバレンシアは最近、イ・ガンインとポジションが重なるラフィーニャ(バルセロナ)の移籍を推進している。ラフィーニャはサイドと中央でプレーできる、マルチプレーヤーだ。
すでに完全移籍したデニス・チェリシェフがいる状況で、ラフィーニャまでバレンシアに来た場合、イ・ガンインはチーム内で3~4番手に押し出される可能性が高い。昨シーズンのように、出場機会をつかむのは難しい見通しだ。
そのためイ・ガンインは、夏の移籍市場を通じて新しいチームを見つけようと注力している。スペインの複数の中下位圏クラブへのレンタル移籍を望んでいる。オランダのアヤックスをはじめ、イングランドのクラブも彼に興味を持っていることがわかった。
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