ソン・フンミン(トッテナム)が始動する。クリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)との対決が、その第一歩だ。
プレシーズンの日程で「2019インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)」に参加するトッテナムは7月21日(日本時間)、シンガポールでイタリア・セリエAの名門ユベントスと対戦する。
ICCは2013年から始まったプレシーズンの親善大会で、今季は12チームが参加。各チームが3試合ずつ行う。親善試合の大会だが、シーズンを控えて各大陸の有名クラブが参加し、戦術や選手をチェックすることができる機会だ。
選手団の構成に変化があるトッテナムとユベントスは、ベストメンバーで試合に臨むと見られる。トッテナムはタンギ・エンドンベレが加入し、キーラン・トリッピアーとムサ・デンベレがチームを去った。ユベントスもアーロン・ラムジーやマタイス・デ・リフトを獲得し、戦力を補強した。
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最大の関心事は、ソン・フンミンとクリロナの対決だ。
ソン・フンミンとクリロナの対決は、今回が初めてではない。2年前の2017-2018チャンピオンズリーグで対戦したことがある。
当時トッテナムとユベントスは、グループリーグ第3戦で対戦し、1-1で引き分けた。トッテナムのホームで行われた第4戦では、トッテナムが3-1で勝利を収めた。ユベントス戦の勝利に勢いづいたトッテナムは、グループ1位で決勝トーナメントに上がった。
しかしソン・フンミンにとっては、苦い思い出かもしれない。第3戦でソン・フンミンは、後半44分に途中出場しており、ピッチでプレーしたのはわずか4分ほど。第4戦では出場機会を得ることなく、ベンチでクリロナの姿を眺めるだけだった。
それから2年が過ぎ、ソン・フンミンはトッテナムの中心選手に成長した。昨シーズン、20ゴールを決めて大活躍したソン・フンミンは、エースのハリー・ケインがいないなかで、トッテナムのチャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献した。
進化し続けるトッテナムの7番と、常にトップの座に君臨してきたユベントスの7番がプレシーズンに正面対決する。試合後、2人がユニホームを交換するかどうかも気になるところ。ソン・フンミンはクリロナに、自分の存在感を見せることができるか見守りたい。
トッテナムはユベントス戦を終えると、7月25日に中国・上海でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。
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