「年俸が減ってもヨーロッパに行くと言った。中国、中東、アメリカMLSも断った」
韓国代表の“不動のワントップ”といえるファン・ウィジョが欧州に行く。
7月11日、フランスの有力メディアがファン・ウィジョのフランス1部リーグのボルドー移籍を一斉に報道したなか、彼のエージェンシーであるイバン・スポーツもこれを認めた。
ファン・ウィジョが現在活躍しているJリーグガンバ大阪は7月13日、清水エスパルスとホームで試合を戦う。この試合が終われば、ファン・ウィジョのボルドー入団が発表される予定だという。ファン・ウィジョは韓国に帰国した後、荷物をまとめてフランスに向かう。
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移籍料は昨年冬、ガンバ大阪と再契約した際に決められたバイアウト条項通り、200万ユーロ(約2億4000万円)になる見通しだ。ファン・ウィジョの欧州行きを模索してきたイバン・スポーツ代表は、「中国と中東から多くのオファーが来た。バンクーバー、マイアミ、ポートランドなどMLSのチームも彼を切望した」と明かし、「しかし、ファン・ウィジョ本人が欧州だけを考えた。“年俸が減っても行く”と言っていた」と裏話を明かした。
もちろん、年俸が減るわけにはいかない。オプションを含め、ボルドーでは年俸18億ウォン(約1億8000万円)になるという。ガンバ大阪での年俸よりももっと手に入れることになるとのことだ。
イバン・スポーツ代表は「サインする直前に(フランス報道が)出て収拾するのに大変だった」と前置きしつつ、明るく笑いながらファン・ウィジョ移籍の裏話を語り始めた。
―ファン・ウィジョのボルドー入団が95%は決まったようだが?
「交渉終盤、サインする直前に(報道が)出てしまった。ボルドーの合流日程の調整が不十分で、サインする直前だ。基本的な枠組みは協議をしておいた。条件は整っている」
―フランスの有力紙ですべて報じたほどなら、事実上入団ではないか?
「1日の間にあまりにも慌ただしかった。サインする直前に記事が出た。あちらとここでは文化が違うのではないか。調整が少し必要だ」
―7月13日の清水戦終えて韓国に来て出国するのか?