呉昇桓(オ・スンファン/コロラド・ロッキーズ)が韓国復帰の意思をほのめかした。
メジャーリーグで契約期間が残っており、国内でも解決しなければならない課題が多いため、今年復帰するのは現実的に不可能だ。
呉昇桓は10月17日午後、仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に帰国した。彼は「日本とアメリカで5シーズンをプレーし、少し疲れた感じがある。力が残っているとき、韓国プロ野球(KBOリーグ)に戻ってファンの前に立ちたい気持ちもある」と語った。
しかし、「進退はエージェントと相談する部分だ。一人で決められる問題ではない」と余地を残した。
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呉昇桓の所属事務所スポーツインテリジェンスグループのキム・ドンウク代表は、「ロッキーズとの契約期間が残っているため、現実的に今年復帰することはできない」とし、「韓国復帰を進めるためには、不確実なKBO規定に関する解釈も行わなければならない」と強調した。
ロッキーズとの契約が終了する来年以降に復帰を進められるが、その前に解決しなければならない課題が残っているという意味だ。
今年2月に、トロント・ブルージェイズと契約を結び、メジャーリーグ残留に成功した呉昇桓は、今年7月にロッキーズへトレード移籍した。
レギュラシーズンで73試合に出場し、6勝3敗3セーブ21ホールド、防御率2.63でロッキーズのポストシーズン進出を牽引した。ブルージェイズと契約を結ぶ際、シーズン70試合に登板すれば、自動的に契約が延長されるベスティング・オプションを満たしているため、この条件を受け継いだロッキーズでさらに1年プレーすることができる。
呉昇桓がこの1年を放棄するとすれば、韓国に戻ってくる可能性もあるが、すでに多くのメジャーリーグのチームが、“急いで帰る韓国人選手”を見てKBOリーグ出身選手を避ける現象が蔓延しており、それは呉昇桓にとっても負担になっている。
これが、キム・ドンウク代表が「現実的に今年の復帰は難しい」と述べた背景だ。
もう一つ障害がある。