「初球から降板するまで全力投球すると誓っていたが、それが実現できて気分がいい」
“コリアンモンスター”柳賢振 (リュ・ヒョンジン/ロサンゼルス・ドジャース)が、1816日ぶりにポストシーズンの勝利投手になった感想を明かした。
柳賢振は10月5日(日本時間)、ドジャースタジアムで行われたメジャーリーグ・ナショナルリーグ・ディビジョンシリーズ(NLDS)の第1戦に先発登板し、アトランタ・ブレーブスの打線を7イニングの間4安打無失点に抑えた。
8つの三振を奪い、地元メディアから「柳賢振と書いてエースと読む」と称賛された。
韓国人選手リーガーがメジャーリーグのポストシーズン第1戦に先発登板したのも、勝利投手になったのも柳賢振が初めてだ。
柳賢振は、「初球から降板するまで全力投球すると誓っていたが、それを実現できて気分がいい。先発投手は常に100球以上投げることを考えているので、投球数(104個)は負担にはならなかった」と満足げな表情を見せた。
事実、柳賢振はこの日最高球速が151㎞を記録するなど、相手打者を球威で圧倒した。肩の手術から復帰した投手とは思えなかった。
柳賢振は、「この日のために手術を選択した」と振り返る。
「2015年当時、ふたたびマウンドに立つことを考えて手術を決めた。過酷なリハビリをこなす過程で、かならず復活して投げるという気持ちだけを持って準備してきたことで、今日の結果が出たようだ」
より優れたピッチングをするのために大きな決断を下し、その決断を後悔しない自信があると重ねて強調してきた理由も、この日の試合で証明された。
もっとも、柳賢振は勝利投手に名を連ねることができた原動力は、チームメイトたちの援護射撃があったからだ感謝を惜しまない。
「マックス・マンシーが2回裏で放ったスリーランが7回まで投げられる動力になった」
ファンに対する感謝の気持ちも忘れなかった。