「韓国サッカーの未来」18歳イ・ガンインの濃厚すぎる“サッカー人生”を振り返る

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最年少18歳の決意だった。2019年5月、U-20韓国代表は「優勝」という漠然とした夢を抱いて、ポーランドに向かった。5月25日には優勝候補ポルトガルとグループリーグ初戦を行い、0-1で惜しくも敗れた。しかし優勝候補アルゼンチンを2-1で撃破して決勝トーナメントに進出すると、宿命のライバル日本、パワー最強のセネガル、華やかなラテンサッカーを誇るエクアドルを次々と撃破して、決勝進出に成功した。

「どんな大会でも優勝したかった」。イ・ガンインは決勝直前、短いながらもはっきりとした抱負を語り、最後の舞台に立った。先制ゴールを記録し、史上初のワールドカップ優勝も見えたが、ウクライナの猛攻を止めることができず、惜しくも準優勝に終わった。

大会期間中、イ・ガンインは2ゴール4アシストを記録し、チームの「エース」としての役割を十分に果たした。勝敗を離れて試合後は、すべてのフォーカスがイ・ガンインに向かった。当時、現地のマスコミを含む世界各国のメディアは、イ・ガンインの華麗なプレーに「アジアで見つけることができなかった新しいサッカーを駆使するスター」と親指を立てた。MBCアン・ジョンファン解説委員をはじめとする韓国内サッカー関係者も、惜しみない賛辞を送った。

決勝戦で敗れたが、イ・ガンインは泣かなかった。むしろ涙を流した代表チームの先輩たちを慰め、抱きしめた。韓国人選手初の「ゴールデンボール」という栄光に浴したときも、すべてはチームのおかげと明るく笑った。優勝よりも輝いた“ゴールデンボーイ”。18歳イ・ガンインのきらびやかなワールドカップは、こうして幕を閉じた。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-20W杯でゴールデンボールに輝いたイ・ガンイン​​​

「韓国サッカーの未来」「バレンシアの有望株」「次世代のサッカースター」。プレッシャーともいえる多くのキャッチフレーズを、イ・ガンインは自らの左足で証明した。生涯初のワールドカップは惜しくも終わったが、“努力するサッカーの天才”イ・ガンインの夢舞台は、今から始まる。

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