【初独占!!】韓国代表ベント監督インタビュー「ソン・フンミンとイ・ガンインの共存は…」

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昨シーズン、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで合計20ゴールと爆発したソン・フンミン、そしてU-20ワールドカップのゴールデンボール賞に輝いたイ・ガンインがプレーする姿は想像するだけでも胸が躍る。

イ・ガンインは3月にベント号に初乗船したが、Aマッチ出場はならなかった。6月に行われたAマッチ2連戦はU-20ワールドカップ参加のため韓国代表には選ばれなかった。

ベント監督はイ・ガンインをかなり肯定的に評価した後、9月から行われる2022年カタールW杯アジア2次予選から「ソン・フンミン+イ・ガンイン」の共存ができると予想した。

「可能性は開かれていると思う。未来のことを保障することは難しいが、2人が2次予選から一緒にプレーすることはある程度可能性がある。2人がプレーすることが現実味を帯びているから、私にそんな質問をするのではないか」

ベント監督はそう言って笑うと、2人について具体的に語り始めた。

「ソン・フンミンはすでに完成された選手だが、イ・ガンインは昨シーズンになって成人舞台で機会を得てU-20ワールドカップで活躍した。イ・ガンインはソン・フンミンのように良い選手になれる才能を十分に備えている。しっかりと見守っていきたい」

ベント監督はイ・ガンインのポジションもそれなりに研究している様子だった。

「イ・ガンインは最前線のすぐ下のシャドーストライカーのポジションが正しいようだ。右のウイングもいい。我々が4-3-3のフォーメーションを稼動する場合は、攻撃的ミッドフィールダーのポジションも良いだろう」

イ・ガンインは左利きだが、ストライカーのソン・フンミンと2列目のイ・ガンイン、あるいは左ウイングにソン・フンミン、右ウイングにイ・ガンインというコンビプレーも夢ではなさそうだ。

「韓国代表での生活に大きな幸せを感じる」

ベント監督は現役時代、2002年ワールドカップのグループリーグ最終戦となった韓国代表との試合を最後に、ポルトガル代表から引退した。代表最後の試合で韓国代表に敗れたが、16年の月日を経て、その韓国代表を率いることになった。

「母国であるポルトガル代表の監督は経験したが、他国の代表チームを率いるのは韓国が初めてだった。それだけに(韓国とは)運命のようだ。今、この代表チームを受け持っているという事実に満足している。大きな幸せを感じる」

そう語ったあとで、ベント監督は言った。

「今はカタールW杯出場だけを考えている。本大会での目標はカタール行きを決めたあとで考える」

選手選抜をめぐる論争についても、代表チームの向上にだけ焦点を置いていることを示した。

「技術、戦術、フィジカル、メンタルと4つのチェックポイントを設け、候補選手たちがチームのプレースタイルに合っているかを確認し、出場させるかどうかを決めている。誰を交代で投入するとか、誰かは使わないというようなチーム運営は決してしない。相手のスタイル、我々が望む戦略などを考え、必要なラインアップでチーム運営し、試合を見ながら交代カードを決めるだけだ」

その言葉は、他の誰でもなくベント監督自身が自らの哲学に確固たる信念を持っていることを感じさせるものだった。(つづく)

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