韓国と日本を代表するメジャーリーガーは初対決をするだろうか。
“コリアンモンスター”リュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)と、日本の“野球天才”大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)の投打対決が実現する可能性が高まっている。
ドジャースは6月11日(日本時間)、エンゼルスのホーム球場で遠征2連戦に挑む。リュ・ヒョンジンはこのうち初戦に先発登板予定。メジャーリーグ公式ホームページMLB.comをはじめ、現地メディアはリュ・ヒョンジンを予想先発とした。
リュ・ヒョンジンが6月11日の試合に登板すると、好投かどうかのほかにも韓国と日本のスーパースター同士の投打対決にも関心を集まる。
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ドジャースにリュ・ヒョンジンがいるなら、エンゼルスには大谷がいるからだ。
メジャーリーグのデビューシーズンから投打の二刀流でセンセーションを巻き起こした大谷は、2018シーズンのアメリカン・リーグ新人王を獲得し、最高の一年を送った。
しかし昨年10月、肘の手術を受けて長いリハビリを強いられ、今シーズンから復帰した。ただし投手としてはプレーせず、打者だけで試合に臨んでいる。
昨季はリュ・ヒョンジンがエンゼルス戦に登板せず、リュ・ヒョンジンと大谷との直接対決は行われなかった。
大谷は昨季、ドジャースを相手に打者として出場。10打数2安打(1ホームラン)1打点を記録している。
今シーズンは6月9日まで打率0.257、6本塁打、22打点を記録中。6月9日のシアトル・マリナーズ戦では高校の先輩である菊池雄星からホームランを放つなど3安打2打点の活躍を見せた。メジャーリーグデビュー後、最高のパフォーマンスを見せているリュ・ヒョンジンと、リハビリ後に復活の翼を広げている大谷の投打対決は、韓国と日本の野球ファンたちに大きな関心をもたらす見通しだ。
5月は信じられない成績を挙げて、パク・チャンホ(引退)以来21年ぶりに「月間最優秀投手」に選定されたリュ・ヒョンジン。驚くべきペースは6月に入っても変わらない。
6月5日のアリゾナ戦でも7イニング無失点と好投をし、シーズン9勝(1敗)目を獲得した。防御率1.35はメジャーリーグ全体単独1位、勝利数も1位タイだ。エンゼルス戦でも勝利を挙げれば、二桁台に足を踏み入れることになる。
エンゼルスとの相性もいい。リュ・ヒョンジンはエンゼルス相手に通算3試合に登板し、2勝・防御率0.83の圧倒的な成績を残している。
また、エンゼルスの本拠地スタジアムでも2試合を経験しており、1勝・防御率1.42で安定した活躍を見せた。心理的に楽な状況で、登板を準備できる状態だ。
対エンゼルス戦に良い記憶を持つリュ・ヒョンジンが、大谷を抑えて好投リレーを続けることができるか、関心が集まっている。
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