日本戦勝利の立役者オ・セフン(牙山ムグンファFC)は、セネガル戦でも輝くことができるだろうか。
U-20韓国代表は6月9日午前3時30分(日本時間)、セネガルとU-20ワールドカップ準々決勝を行う。この試合に勝てば、1983年以来36年ぶりとなる同大会準決勝に進出することができる。
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新たな歴史に挑戦する韓国のキープレーヤーは、長身ストライカーのオ・セフンだ。オ・セフンはグループリーグ第3戦のアルゼンチン戦、16強戦の日本戦でいずれもゴールを決め、チームの勝利に決定的な役割を果たした。
193cmの長身であるオ・セフンは、世界的なチームを相手に強力なフィジカルを前面に押し出し、最前線で相手DFを脅かした。体を張って仲間につなげるポストプレーだけでなく、長身を生かして2得点をあげた。U-20韓国代表が持つ、最も強力な武器だろう。
オ・セフンはここまで欧州のポルトガル、アフリカの南アフリカ、南米のアルゼンチン、アジアの日本を相手に、自分の役割を果たした。各大陸の強者を相手に確かな存在感を見せた。日本戦を終えて「世界の舞台でも通じると感じている。できるという自信が生まれた」と述べた。
セネガルの選手たちはフィジカルが強い。DFやMFには190cmの選手もいる。GKは193cmで、オ・セフンと同じ身長だ。全体的にフィジカルが強いため、オ・セフンがさらに体を張る必要がある。U-20韓国代表にはオ・セフン以外、フィジカルで勝負できる選手がいない。オ・セフンの役割が非常に重要な試合になる。
オ・セフンは同時に、今大会3試合連続ゴールに挑戦する。U-20ワールドカップで韓国人選手が3試合連続ゴールを決めたことは過去にない。1983年のメキシコ大会でシン・ヨンホが、2009年のエジプト大会でキム・ミンウが3得点を記録したが、3試合連続得点ではなかった。
もしオ・セフンがセネガルを相手にゴールを決めれば、韓国初のU-20ワールドカップ3試合連続ゴールを記録した主人公になることができる。
オ・セフンは日本戦の後に 「(2ゴールを入れることを)予想していなかった。まだ実感がない。うれしい。夢のようだ。チームに貢献したいという気持ちだけだった」としながらも、「さらにゴールを入れてチームの勝利に役に立ちたい」と得点に対する意欲を隠さなかった。
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