「指導者生活をしながら、最も悔しい韓日戦だった」
チョン・ジョンヨン監督率いるU-20韓国代表がU-20ワールドカップ16強戦で日本と対戦することが決まり、16年前の同大会で行われた日韓戦が再び注目を集めている。
2003年、アラブ首長国連邦で行われたU-20ワールドカップで、韓国と日本は16強戦で対戦した。韓国は前半、チェ・ソングッのゴールでリードを奪ったが、後半に同点ゴールを許すと、延長後半にゴールデンゴールを決められて日本に敗れた。当時の韓国代表にはパク・チュヨン、チョン・ジョグッ、チョ・ウォンヒ、キム・チウ、キム・ヨングァン、オ・ボムソクなど、韓国サッカーの未来と呼ばれる人材が多かったため、16強での脱落は物足りなさが大きかった。
当時指揮をとったのは、パク・ソンファ監督(現在は東萊高等学校監督)。2001年から4年間、U-20韓国代表を率いて2度もアジアの頂点に輝いた。特に節目ごとに行われた日韓戦で勝利し、日本との対戦に強い印象を与えた。2002年にカタールで開催されたU-19アジア選手権大会決勝で日本を下し、その2年後にマレーシアで開かれた大会では準決勝で日本に勝利した。
しかし世界大会では、日本との対戦で敗北する痛い記憶を残す。パク監督は6月2日、「青少年の代表チームで監督をしながら、10回以上、日本と対戦した。1度だけ負けたが、その試合がU-20ワールドカップ16強戦だった。今考えても、とても悔しい。予期せぬアクシデントがなければ、十分に勝つことができる試合だった」と話した。
アジアチャンピオンとして2003年U-20ワールドカップに出場した韓国代表は、グループリーグ第1戦でドイツに2-0で完勝し、最高のスタートを切った。しかし試合中、DFのパク・チュソンとイ・ホジンが怪我でチームを離脱した。グループリーグ1勝2敗で16強に進出した韓国は日本との16強戦で、キャプテンで守備の要でもあったキム・チゴンさえも累積警告で欠場することになり、戦力が大幅に弱体化した。
パク監督は「日本戦では鎖骨の骨折でグループリーグをプレーできなかったチェ・ソングッを投入するしかないほど状況が良くなかった。そのチェ・ソングッも前半だけプレーして、体の調子が良くなく途中交代した。選手たちが闘魂を見せながら延長戦まで行ったが、最終的に敗れた。今考えても、あのように負ける試合ではなかった」と思い出した。
パク監督は、後輩たちが今回の日韓戦で16年前の雪辱をしてくれると信じている。
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彼は「U-20韓国代表が日本とベスト16で対戦するのは、むしろ良いことだ。日本のグループリーグを見たが、十分に勝てる相手だ。韓国はグループリーグを通じてしっかりとした守備力を見せてくれたので、日本は簡単に得点を奪えないだろう。死の組を突破して決勝トーナメントに上がっただけに、日本を超えて、より高いところまで行くと思う」と応援した。
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