ソン・フンミンが「あまりにイ・ガンインの話をしている」と不快感を示すワケ

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ソン・フンミン(トッテナム)が18歳のイ・ガンイン(バレンシア)を思いやった。

ソン・フンミンは子供の頃から頭角を現した才能のある選手だった。高校在学時に韓国サッカー協会の優秀選手留学支援を受けて、ハンブルクに入団するほど飛び抜けていた。

エリートコースを歩んできたため、出ていない大会がほとんどない。ワールドカップをはじめ、アジアカップ、オリンピック、アジア大会と、ほぼすべての大会を経験した。そんなソン・フンミンが出場していない大会がある。U-20ワールドカップだ。

キム・ジンスやイ・ジョンホ、ユン・イルロクなど同年代の選手たちは、2011年コロンビア大会に出場したが、ソン・フンミンは当時AチームのリソースとしてU-20ワールドカップに出なかった。一般的にA代表でプレーする選手は、世代別代表から除外される。

今現在でいえば、イ・ガンインはソン・フンミンと同じような状況に置かれた選手だ。イ・ガンインは去る3月、A代表に招集された。出場機会はなかったが、A代表所属選手となった。

だがソン・フンミンとは異なり、イ・ガンインはU-20ワールドカップ出場を目前にしている。所属チームであるバレンシアとの交渉がスムーズに行われ、4月23日に坡州NFCに入って大会の準備を始めた。

それによってイ・ガンインは3月のA代表招集時に劣らず、大きな関心を集めている。その日も多くの取材陣がイ・ガンインを見るために坡州を訪れた。

4月24日、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたブライトンとの2018-2019プレミアリーグ第35節(1-0でトッテナムが勝利)終了後に会ったソン・フンミンは、イ・ガンインの名前が出ると、これまでと同じ反応を見せた。

ソン・フンミンは「僕もガンインを好きな一人だ」としながらも、「(周囲が)あまりにガンインの話をたくさんしている。ガンインが他の選手よりも若い年齢でワールドカップに行く。ガンインにばかりフォーカスを合わせるよりも、他の選手たちの準備過程を見るべき」と、イ・ガンイン個人にあまりにも多くの負担を与えてはならないという考えを示した。

ソン・フンミンは、3月からの同じメッセージを繰り返している。

【関連】「過度な関心NO」ソン・フンミンは韓国代表の“末っ子”を最後まで思いやった

ソン・フンミンは、自分が出場したことがないU-20ワールドカップに臨む後輩たちに応援のメッセージも残した。

「僕はU-20ワールドカップに行けなかった。選手たちの良い経験になりそうだ。韓国代表の誇りを持って、細かいこと一つひとつにまで気を使ってほしい。国民の皆さんにサッカーを通してうれしいニュースを作ってくれれば」と話した。

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