さまざまな試練を乗り越え、MLBでの再起に挑戦しているカン・ジョンホ(ピッツバーグ・パイレーツ)。韓国だけでなく、アジアの内野手として唯一MLBで成功した彼が、復活の狼煙を上げようとしている。
カン・ジョンホは、MLBに進出した2015年シーズン、打率0.287、15本塁打、58打点で軟着陸に成功した。
守備の途中、骨折する大怪我をしたが克服し、2016年には21本塁打(62打点)を記録し、MLBで打者としての才能を存分に発揮した。
しかし、その後は相次ぐ不祥事に巻き込まれた。飲酒運転のひき逃げが決定的な打撃となった。
結局、2017シーズンを控えて就労ビザが下りず、ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加するなど、MLB復帰に向けて多方面に動いたカン・ジョンホは2018年、かろうじてアメリカの地を踏むことができた。
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カン・ジョンホは語り始めた。
「今も後悔しているし、これからも後悔するだろう。一生悔やんで生きていきそうだ。大変な時期を送った。あれから酒は口にもしていない。野球だけに集中している」
野球にすべてをつぎ込んでいるものの、自分の過ちは常に気になるものだ。カン・ジョンホは続ける。