日米韓、通算400セーブまで残り1つ…オ・スンファン「チャンスは来る」【現地インタビュー】

2019年04月08日 スポーツ一般 #MLB #野球
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韓国人メジャーリーガーのオ・スンファン(コロラド・ロッキーズ)が日米韓の通算400セーブを目前にしている。韓国と日本を経て、アメリカに渡った彼は、いつのまにか400回目のセーブまで残り1つとしている。

クローザーではなく、セットアッパーのオ・スンファンは、セーブポイントが記録される状況で投げられる機会が以前に比べて少ない。それでも、いつか訪れる1度のチャンスを逃さないという覚悟で、毎日の登板を徹底的に準備している。

オ・スンファンは、2005年にサムスン・ライオンズでデビューし、2013年までの9シーズンで、通算277セーブを記録した。5度の最多セーブ投手となり、通算防御率も1.69だ。

日本プロ野球の阪神タイガースに進出した後は、2014年39セーブ、2015年41セーブで2年連続のセ・リーグ最多セーブ投手となった。韓国と日本での活躍を土台に、オ・スンファンは2016年、夢の舞台であるメジャーリーグ(MLB)進出に成功した。

4月6日(日本時間)、練習するオ・スンファン

セントルイス・カージナルスで2016年19セーブ、2017年20セーブを加え、昨シーズンにトロント・ブルージェイズを経てシーズン途中にロッキーズに定着したオ・スンファンは、2018年に3セーブを追加し、通算399セーブを記録している。

ロッキーズで2度目のシーズンを迎える今年、オ・スンファンは押さえのウェイド・デービスを支える、セットアッパーの役割を担っている。セーブを上げるために、試合終了間際に投げるのは容易ではない。デービスが負傷や不振、連投による休息などがない場合、オ・スンファンがセーブポイントを上げるチャンスは巡ってこないと思われる。

しかし、オ・スンファンは焦っていない。

彼は「400セーブまで残り1セーブとしたが、(セットアッパーなので)機会が来るかどうかわからない」とし、「それでもよく準備していればチャンスは来ると思う。チャンスが来たときに達成する」と余裕を持って微笑んだ。

オ・スンファンはカージナルス時代もセットアッパーとしてシーズンを開始したが、トレバー・ローゼンタールの負傷や不調でチャンスを掴み、40セーブ近くを上げた。昨シーズンのブルージェイズとロッキーズでもセットアッパーとしてのみ試合に出場したが、セーブのチャンスはあった。今シーズンもチャンスは来ると考えており、それを逃さない覚悟だ。

オ・スンファンの自信の根拠は、MLBで有名な選手たちを至近距離で見て学び、完全に適応したからだ。

ストレッチをするオ・スンファン

MLB4年目のオ・スンファンは、「初めてMLBに来たときは難しいことが多かった。韓国と日本では休みの日があったが、MLBでは20連戦も多かった。今は15連戦ほどに減ったが、それでも依然として多い。地域別で時差もあり、天気も違う状況だ。デーゲームも多い。コンディション管理が容易でなかった」と話す。

そして「今はある程度慣れた。ここではコーチが選手一人ひとりを教えることはない。選手が自ら解決しなければならないところが多い。MLBは世界最高の選手たちがプレーするリーグだ。自分のすぐ隣に、優れた選手が多い。彼らが投げるのを見て、自分に必要なところがあれば、直接聞いて自分のものにするために努力した」と強調した。

球速が落ちたのは年齢のせい?

韓国、日本、アメリカの3カ国でセーブを記録しているオ・スンファンも、今年37歳。

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