「優勝したという実感がない。キャディーからも順位にこだわらぬよう言われ、自分のゴルフに集中した。
アマチュアの時はすべてのホールで自分のスコアを念頭に置いてプレーした。けれど、プロの大会では自分のスコアは頭の中で消して、1ホール1ホールに集中することだけに気を使った。
スコアのことを意識せず終盤にリーダーズボードを見たら、共同1位に自分の名前があって驚いた。開幕戦から良い成績を上げることができて今後に欲が出るが、ルーキーらしく毎大会の予選通過を目標に頑張る」
過去に開幕戦優勝を成し遂げたユ・ソヨンは現在アメリカで活躍しており、チェ・ヘジンは2017年に新人王にも輝いている。チョ・アヨンもそんな先輩たちに続くことが期待されるが、彼女は語る。
「アマチュアの時からショットに粗さがあり、まだ完全に直せていない。 ショートゲームの技術もまだまだ足りないと思う。練習を通して克服していきたい」
今大会期間中も日没まで練習場を離れなかった根性を示したチョ・アヨン。
「幼い頃から父に言われ、本当によく走った。一番嫌いな練習がランニングだが、一番上手なのもランニングだ。コンディショニングとバランス維持、体力回復の助けになる。長距離は6~7キロ(ランニングマシンで)、インターバル・ランニングは3~4キロ程度をいつも継続して行っている」と、トレーニングの日課も明かしている。
「一番好きなピンク色のボールで今日は優勝できた」と笑った“ウルトラルーキー”の今後に注目したい。